...緊張した時には、最良の解決策を見つけるために一呼吸することが重要です...
...一呼吸(ひといき)吐(つ)かせて...
泉鏡花 「霰ふる」
...三十分ごとに有るか無しかの一呼吸をしているように思われた...
太宰治 「狂言の神」
...三左衛門は一呼吸(ひといき)入れてから小屋の口へ往った...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...膳の上の盃を執ってぐっと一呼吸(ひといき)に飲んで...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...呼吸(いき)をつかずに一呼吸に言へるか言へないかと言つて...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...つまり一呼吸の間に矛盾した同時性が含まれているというようなこともその条件の一つだが...
辻潤 「ふもれすく」
...ああいう俳諧の「挙句(あげく)」のようなところをもう一呼吸引きしめてもらいたいと思うのである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...波浪を蹴つて進んで行く汽船の機関の一呼吸(ひとこきふ)する響毎(ひびきごと)に...
永井荷風 「海洋の旅」
...これはつまり是等の一呼吸詩歌が十分に人一人(ひとひとり)の仕事となる性質のものでなくて...
中原中也 「新短歌に就いて」
...せいぜい賞金を集めることだな」彼は一呼吸おいて下宿人達を見回した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...一呼吸入れて立ちあがったわけだ...
本庄陸男 「石狩川」
...この一呼吸に一年と半年に及ぶながい月日をつぶしてしまった...
本庄陸男 「石狩川」
...本膳が了(おわ)って一呼吸入れた...
本庄陸男 「石狩川」
...読み手は言葉をきって一呼吸入れた...
本庄陸男 「石狩川」
...また一呼吸に畫(か)き下されたのだといふ感じがいつもされた...
吉江喬松 「霧の旅」
...「何に一呼吸でさあ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...」「四里ぢや、一呼吸だ、路はどうだね...
吉江喬松 「山岳美觀」
...大きく一呼吸したとおもうと...
吉川英治 「私本太平記」
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