...断刀をうくる一せつなでも...
吉川英治 「私本太平記」
...かれの耳もとをつんざいた一せつな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...が――一せつな、蛾次郎がさいごの力をこめた飛礫(つぶて)がピュッと、燕作のこめかみにあたったので、かれは、急所の一撃(げき)に、くらくらと目をまわして、竹童のからだを横にかかえたまま、粘土(ねんど)の急坂(きゅうはん)を踏(ふ)みすべって、竹林(ちくりん)のなかへころがり落ちていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ところが群集(ぐんしゅう)は一せつなに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そして、「こんどこそは!」と、立ちがまえにねらいをすまして、ズドンと火ぶたを切ってはなそうとしたが、その一せつな、山毛欅(ぶな)の洞穴(うつろ)から跳(と)びだしたひとりの怪人(かいじん)が、電火(でんか)のごときすばやさで、かれの胸板(むないた)を敢然(かんぜん)とついてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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