...ローマン・ローランはトルストイの音樂の評價に就いて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...たとへ稀れな場合に若い人等が贅沢なローマンスに耽けるとも...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...われわれは天主教徒(ローマン・カトリック)か長老教会派(プレスビテリアンス)のもので...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...古風な「イタリツク」や「ローマン體」よりも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ローザはいろんなものでみずからこしらえ上げた物語(ローマンス)の中にばかり生きていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...反芻(はんすう)もローマンもあったものではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ローマン的であってはいけないという出立から...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち文学上から見てローマンチシズムは偽(いつわり)を伝えるがまた人の精神に偉大とか崇高(すうこう)とかの現象を認めしめるから...
夏目漱石 「教育と文芸」
...自然主義対ローマン主義の最後に生ずるはずである...
夏目漱石 「教育と文芸」
...浪漫(ローマン)―何とか云うじゃありませんか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「海のローマンス」終って...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...実に私が人に秘れてもくろんでゐる規模雄大なローマンスの筆を執るには世にも適当な仕事部屋であると...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...遠くローマンスの戦国時代の夢に通はしめるのであつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...斯うした名前を弄して少しばかりのローマンスを味ふのも...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...望みの品は何でもその角中に満つべき力を賦(つ)けた(スミス『希臘羅馬人伝神誌名彙(ジクショナリ・オヴ・グリーク・エンド・ローマン・バヨグラフィ・エンド・ミソロジー)』巻一)...
南方熊楠 「十二支考」
...皮一重の下はみなローマンチストだと云へませう...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...ローマン的心持らしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「あたしと福田のローマンスはたいへんだったのよ」と相沢家では...
山本周五郎 「季節のない街」
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