...彼女は美もローマンスも不必要だと云つてゐる...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...たとへ稀れな場合に若い人等が贅沢なローマンスに耽けるとも...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...ローマ宗の名称本宗原名 Roman Catholic Church(ローマン・カトリック・チャーチ)和漢訳名 羅馬教...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...もし、芸術分類に濫用された名称を借りるとすれば、これらをそれぞれ、古典的、ローマン的、および自然主義的な茶の諸流と言えるであろう...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...空想のローマンス...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ローマン主義の英雄崇拝的情緒的の傾向の存する限り...
夏目漱石 「教育と文芸」
...自然主義対ローマン主義の最後に生ずるはずである...
夏目漱石 「教育と文芸」
...昔時のローマン主義のように空想に近い理想を立てずに...
夏目漱石 「教育と文芸」
...当時の情緒的なローマン主義の文芸と今の科学上の真(しん)を重んずる教育主義と...
夏目漱石 「教育と文芸」
...浪漫(ローマン)―何とか云うじゃありませんか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そのローマンスとやらは何時になつたら出来上がるのか――などゝいふ風に...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...例のローマンカトリック派のヨハンガストの手記のうちに次のやうな一節があつた...
牧野信一 「痴酔記」
...君にはあゝ云ふローマンスは面白いだらう...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...実はこの小河が岩下より出る故作り出した話だろ(スミス『希臘羅馬人伝神誌字彙(ジクショナリ・オブ・グリーク・エンド・ローマン・バヨグラフィー・エンド・ミソロジー)』巻一)...
南方熊楠 「十二支考」
...回祖(マホメット)の鉄棺が中空に懸るてふ(〔という〕)欧州の俗談(ギボン『羅馬帝国衰亡史(デクライン・エンド・フォール・オブ・ゼ・ローマンエンパイヤー)』五十章註)に似たり...
南方熊楠 「十二支考」
...デンマルクのローマンチストと言へば...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...勿体なくも市内第一流の桃色ローマンスの糸の切端(きれはし)がコンナ処に落込んでいようなんて誰が想像し得よう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...三味線を踏み折ってしまった……そのまま当病室(こちら)へ連れて来られたという痛快なローマンスの持ち主で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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