...常人如二虚羸多レ病人一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...林中に「羸痩して氣力あることなき」とき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...顔色蒼白(そうはく)体躯(たいく)羸痩(るいそう)という風が見えた...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...羸弱(ひよわ)な役人の腹は薄荷(ペパミント)酒の空壜(あきびん)のやうな恰好になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...羸者(るいしや)倒れ残るものは是れ深く薀蓄するあるの士...
津田左右吉 「史論の流行」
...我大日本の国体は此の如き羸弱なるものに非ず...
津田左右吉 「史論の流行」
...ただ光榮を羸(か)ち得まし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その羸弱(るいじゃく)なる者みな農業に就く...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...わが老健(すこやか)を鼻にかけて今世(いまどき)の若者の羸弱(よわき)をあざけり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...老羸(ろうるい)なほかくの如くにして聊(いささか)時運に追随することを得たりとせんか...
永井荷風 「桑中喜語」
......
永井荷風 「向嶋」
...――私達はK自身の羸ち得た或る幸福に就いて...
南部修太郎 「霧の夜に」
...また僕がSを却けてI子を羸ち得た幸福...
南部修太郎 「霧の夜に」
...もし予にして羸弱(るいじゃく)にして...
野中到 「寒中滞岳記」
...生来羸弱(るいじゃく)な...
久生十蘭 「金狼」
...馬の貸主が羸弱な馬を連れて来ては酷使しているのだそうである...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...食事のほか日常かくするので仙人休み得ず身体萎(くたびれ)羸(や)せて瘡疥を生ず...
南方熊楠 「十二支考」
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