例文・使い方一覧でみる「羸」の意味


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...清逸のことだから元来弱(るいじゃく)な健康を害(そこ)ねても何んとかするであろうが...   清逸のことだから元来羸弱な健康を害ねても何んとかするであろうがの読み方
有島武郎 「星座」

...顔色蒼白(そうはく)体躯(たいく)痩(るいそう)という風が見えた...   顔色蒼白体躯羸痩という風が見えたの読み方
大隈重信 「新島先生を憶う」

...誰(た)が為(た)めにか塵(ちり)の牀(とこ)を払はん」「形(つか)れて朝餐(てうさん)の減ずるを覚ゆ...   誰が為めにか塵の牀を払はん」「形羸れて朝餐の減ずるを覚ゆの読み方
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」

...者(るいしや)倒れ残るものは是れ深く薀蓄するあるの士...   羸者倒れ残るものは是れ深く薀蓄するあるの士の読み方
津田左右吉 「史論の流行」

......   の読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

......   の読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...その弱(るいじゃく)なる者みな農業に就く...   その羸弱なる者みな農業に就くの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...老(ろうるい)なほかくの如くにして聊(いささか)時運に追随することを得たりとせんか...   老羸なほかくの如くにして聊時運に追随することを得たりとせんかの読み方
永井荷風 「桑中喜語」

......   の読み方
永井荷風 「向嶋」

...臥シテ聴ク馬(るいば)ノ残蔬(ざんそ)ヲ(か)ムトイフトコロコレナリ...   臥シテ聴ク羸馬ノ残蔬ヲムトイフトコロコレナリの読み方
永井荷風 「向嶋」

......   の読み方
長塚節 「土」

...只弱の病者に莅む時といへどもいくばくも異る處なきが如きものあるを憾みとすることなきにあらずすこやかにありける人は心強し病みつゝあれば我は泣きけり三病院の一室にこもりける程は心に惱むことおほくいできて自らもまなこの窪めるを覺ゆるまでに成りたれば...   只羸弱の病者に莅む時といへどもいくばくも異る處なきが如きものあるを憾みとすることなきにあらずすこやかにありける人は心強し病みつゝあれば我は泣きけり三病院の一室にこもりける程は心に惱むことおほくいできて自らもまなこの窪めるを覺ゆるまでに成りたればの読み方
長塚節 「長塚節歌集 下」

...弱(るゐじやく)なら弱(るゐじやく)なりに...   羸弱なら羸弱なりにの読み方
夏目漱石 「点頭録」

...また僕がSを却けてI子をち得た幸福...   また僕がSを却けてI子を羸ち得た幸福の読み方
南部修太郎 「霧の夜に」

...われわれの弱(るいじゃく)な脳髄は...   われわれの羸弱な脳髄はの読み方
原口統三 「二十歳のエチュード」

...身体弱(るいじゃく)であるため...   身体羸弱であるための読み方
正宗白鳥 「登山趣味」

...食事のほか日常かくするので仙人休み得ず身体萎(くたびれ)(や)せて瘡疥を生ず...   食事のほか日常かくするので仙人休み得ず身体萎羸せて瘡疥を生ずの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※さに至り、家庭の清寧平温は、世稀に見るところにして、尠くとも彼自身はかれの如く悲觀す、彼もし哲人ならば、形骸を土芥視して、冷やかに人間と世間と、一切を嗤笑して止みしならむ、彼もし庸人ならば、無氣淪落その存在を疑はれて止みしならむ、然れども彼は情の人なり、眞の人なり、脆弱なる地皮より熱漿を吐く如く、彼が孱躯は肉を蠢にし、詩を靈にしたり、彼が詩は、實に悒然樂しまざるあまりに吐かれたる咳唾なり、尋常人に無意味なる落葉一片も、彼は清唳なくして之を看過する能はず、人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ、愁苦を以て結し、詩を以て分解す、彼が從來の半生涯傳は是也、故に彼の詩の半面は險、澁、幽、暗にして、他の半面は眞、率、慘、澹、之を貫ぬくに脈々たる生血(ライフ、ブラッド)を以てす、詩豈活きざらんや...   我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※さに至り、家庭の清寧平温は、世稀に見るところにして、尠くとも彼自身はかれの如く悲觀す、彼もし哲人ならば、形骸を土芥視して、冷やかに人間と世間と、一切を嗤笑して止みしならむ、彼もし庸人ならば、無氣淪落その存在を疑はれて止みしならむ、然れども彼は情の人なり、眞の人なり、脆弱なる地皮より熱漿を吐く如く、彼が孱躯は肉を蠢にし、詩を靈にしたり、彼が詩は、實に悒然樂しまざるあまりに吐かれたる咳唾なり、尋常人に無意味なる落葉一片も、彼は清唳なくして之を看過する能はず、人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ、愁苦を以て結し、詩を以て分解す、彼が從來の半生涯傳は是也、故に彼の詩の半面は險、澁、幽、暗にして、他の半面は眞、率、慘、澹、之を貫ぬくに脈々たる生血を以てす、詩豈活きざらんやの読み方
横瀬夜雨 「花守」

「羸」の読みかた

「羸」の書き方・書き順

いろんなフォントで「羸」

「羸」の英語の意味

「羸なんとか」といえば?  


ランダム例文:
固唾   目近   水を得た魚  

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