...グリグリかき回してやることばかり考えていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...そこには不死草、キリン草、ハリグサ、その他の、しばしば夏においてよりもかえって目だち、また趣きのある優雅な野草があり、その美はそのときになってはじめて円熟するかのごとくである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...リグレール族等が王朝において覇を唱えた頃には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ブリグス青年がいずくからともなく拉(らっ)し来った一九二五年型何とかいう自動車に打ち乗って...
谷譲次 「踊る地平線」
...リグヴェーダの中の一章句と称するもののドイツ訳を...
寺田寅彦 「柿の種」
...女主の後から三男の繁三(しげぞう)が黒い顔に目ばかりグリグリさせて...
徳田秋声 「足迹」
...カリグラは馬を督政官にした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「なんだか雨もよいでございますね」「降るといいんだがね」「左様でございますよ」按摩は臂(ひじ)でお角の肩をグリグリさせながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅は嬉しいものじゃなくって?」女は引きつづき兵馬の膝をグリグリと突きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これをセリグマン氏の命名に従って...
中谷宇吉郎 「雪」
...その後、ティベリウス、カリグラ、ドミティアヌス、セプティムス・セヴェルス等の皇帝が宮殿を造営したり改修したりしたことは、すでに述べた如くであるが、ローマを焼いて喜んだネロには、こんな窮屈な山の広さは気に入らなかったと見え、彼は飛び放れてエスクィリーノ山の方へかけて宏壮な「黄金御殿」を建てた...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...大きい目玉をグリグリさせて私を嗤(わら)っているように見える...
林芙美子 「新版 放浪記」
...和名沼波利久佐(ヌハリグサ)……豆知波利(ツチハリ)」と書いてある)にあてているツクバネソウではけっしてない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...インドのボリグマ辺の俗信に...
南方熊楠 「十二支考」
...葡萄酒コップは茶がかった緑色で台にグリグリ飾のついた玻璃(はり)であった...
「赤い貨車」
...グリグリ坊主におなり下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...草の名としてはカヤツリグサの方が響きはよいが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ツン公と二人で燗もせぬ酒をグビリグビリやっております...
夢野久作 「近世快人伝」
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