...実に好い上品なユーモアを混える人で...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...彼はユーモアというものをてんで解しない様な男だった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...ユーモアとは一体何であるか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...喜劇的に見たものがユーモア小説なのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ユーモアを虐待することと...
中原中也 「夭折した富永」
...伊太八のは根強い悪だが藤木さんのは時代のユーモアがある...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...余裕もユーモアもなく...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...軽いユーモアの歌を沢山おぼえちまって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いい考えは、むずかしい本をよんでいるときに浮ぶのではなくて、真面目にものをうけとる心さえあればいい音楽をきいていて、十分深い思慮を扶けられるものであり、ユーモアは、社会批判であることを知りたいと思います...
宮本百合子 「朝の話」
...いわゆるユーモア文学の作家にはゾーシチェンコなどという人もいる...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...ユーモアに韜晦(とうかい)しているもの足りなさを...
宮本百合子 「映画の恋愛」
...このユーモアには何処やら淋しさがこもっているようではないか...
宮本百合子 「九月の或る日」
...ひろ子は或ることから一種のユーモアを感じおかしくなって来た...
宮本百合子 「高台寺」
...万葉の女性達は和歌の世界へユーモアさえ反映させていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...用事のことがユーモア調だったということはわかっているのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは日高川の清姫ですから(ユーモアもあるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうしてその逆照手段が探偵小説の本格、変格のあらゆる角度に向って急速に分析され、分離され、印象化され、感覚化され、表現化され、構成化され、超現実化され、未来化され、ダダ化され、ユーモア化され、ノンセンス化されて行った...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...(「ユーモアクラブ」昭和十五年二月号)...
蘭郁二郎 「睡魔」
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