...マドロス風の異国人であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを今日に限って、この異国の、マドロス風の、漂流人らしいウスノロ氏の闖入にまかせて、守護不入の研究室までも荒させようというのは、あまりといえば無用心に過ぎる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにマドロスを先発せしめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスの最初の一撃を左の腕で受留めると...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスの不在のほかには...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスさんだけを危険がったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスが盛んに泣き叫んでいるのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのマドロスはいわば人質で...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのマドロスさんとやらを無い者にしてしまったらいかがのものでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...獣の狂うような渦巻が急にいくらか和(やわ)らかになってきたようだと感じた途端――女の声で、「マドロスさん、いいかげんになさい、そんな乱暴をしないで、わたしのところへ来てお休みなさい、まだ夜が明けたわけじゃないから、もう一休み、ゆっくりと寝ましょうよ、ね、マドロスさん……」それは、兵部の娘の声であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを聞くと、甲板の上で、駒井甚三郎とお松とが、言い合わせたように足を止めていると、マドロスの声で、「お嬢さんと、寝る、寝る、よろしい、寝る、寝る、よろしい、チーカロンドン、ツアン、バツカロンドン、ツアン」急に御機嫌が直ったマドロスが足踏みおかしく、よろよろとよろけた体を、兵部の娘に持たせている様子が手にとるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスにあっては尋常茶飯(じんじょうさはん)の労務が...
中里介山 「大菩薩峠」
...このウスノロのマドロスの生国は何国の者だかわかっていないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いま現にほぼ証跡をつきとめ得たらしいところのマドロスと...
中里介山 「大菩薩峠」
...面の色を変えて手風琴を抛(ほう)り出したマドロスが...
中里介山 「大菩薩峠」
...タヤマ先生」マドロスが狼狽して...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスパイプを脂下(やにさが)りにくわえて居ります...
野村胡堂 「古銭の謎」
...波止場のマドロスの中から国籍も素姓も分らない弱々しい外国人を拾って来たりした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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