...「茂ちゃん、お前のことも、ずいぶんかいてありますよ」「わたしは、かかれたってかまわない」「それから、駒井の殿様も、金椎(キンツイ)さんも、マドロスさんも、みんないいかげんのところがかきうつしてしまってあるのよ、ほんとに絵かきの先生に逢っちゃ、たまらないと思うわ」「商売なんだもの」「こっちの方をごらん、造船所から、竜燈の松の方まで、風景がすっかり写し取ってあるのよ」「商売だもの」「いくら商売だってお前、こんなに、一から十までかいておいて、知らん顔をしているのは憎いわねえ……およしよ、茂ちゃん、うるさいわよう」茂太郎が、あんまり摺寄(すりよ)って来て、肩から首筋へかけた手を十分に深くして、下に置いてある絵をのぞき込むものだから、兵部の娘は、負うた子に髪をなぶらるるようにうるさがって、首を振るのを、茂太郎はいっこう遠慮をしないで、「それはお嬢さん、殿様だって、あんな立派なお船をこしらえながら、知らん顔をしていらっしゃるじゃないの、何でも、仕事をする人はだまってしてしまいますよ」「ませたことをお言いでないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...酔いどれのマドロス氏のこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスの帰って来た模様はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスさんに限ったことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...大勢でマドロスさんを担(かつ)いで行ってしまいましたよ」「それはいけないね...
中里介山 「大菩薩峠」
...というのは、今、あのマドロスが、村民の無頼漢の手に捕われている、そうして天神山へ連れて行かれて、今日明日のうちに焼き殺してしまうが、どうだいという、かけ合いがあったとか、なかったとか聞いていたが、それが本当であったか...
中里介山 「大菩薩峠」
...切支丹のマドロスが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あのマドロスの奴がいれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...このマドロスの人品の下等なことと...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスがいよいよのぼせ上らざるを得ませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...盛んに唄い出すマドロスの咽喉(のど)を見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...御免」マドロスは...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスと兵部の娘を引据えて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十十二分にマドロスの度胆を抜いてから...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロス君のようなだらしない奴でもまた憎めないところがある戻って来れば私は悪い気持がしない七兵衛おやじが当分戻れないと考えると悲しい悲しいのはそればかりじゃないたずねてわからない人が幾人もある逢いたいと思うけれども逢えない人がこの世に幾人もある!こう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「拙者は、田山白雲先生から頼まれまして、二人の人を送ってまいりました」「それはそれは、御苦労さまでございます、どうぞ、それからお上りくださいませ」無名丸の方でも、篝(かがり)を焚き、梯子を投げかけてくれたものですから、その時バッテイラの舳先にいた短身長剣の男が、櫓(ろ)を控えてテレきっているマドロスを促して、「マドロス君――君さきに上り給え、そうだ、萌(もゆる)さん――君、マドロス君、萌さんをおぶって上り給え」「キマリ悪イデス」マドロスが、いやに尻込みするのを、短身長剣が、「きまりがいいも悪いもない、君、そのままで萌さんをおぶって、早く上り給え」「デハ――もゆるサン……」マドロスが無恰好の背中を向けると、毛布を頭からすっぽりかぶったままの兵部の娘を、短身長剣が押しつけるようにして、マドロスの背中にたけると、やむことなく、それをおぶい、それにおぶさって、二人はまずバッテイラから本船に乗り移る...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い頃マドロスとして...
葉山嘉樹 「万福追想」
...およそ汚いマドロスだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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