...祖母はその盗まれた当時のことをポツポツ思ひ出すやうにして私に話して聞かせました...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...中坂思案外史の名がポツポツ投書欄に見え出した...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...病床に腹這(はらんばい)になって病苦と闘いながらポツポツ訳し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...再びポツポツ翻訳を初めてから新聞雑誌記者や文壇人が頻繁(ひんぱん)に出入し初めた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...不用意に思い出してはポツポツとお話しなすったのであるから...
田村松魚 「幕末維新懐古談」
...近衛内閣に対する不信をポツポツほのめかし始めた...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...よくない事だと思ふんだよ」そんな事を何んの遠慮もなくポツポツと言ふ房松です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白い花がポツポツと咲き残るのへ降る雨が...
長谷川時雨 「市川九女八」
...興味があったらポツポツお買いになりませんか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...市場へ(目白の角の)買物に出てかえって来かけたらポツポツおちて来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...同じポツポツ文章に年功がかかって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ヤマメはそれを食うために寒中からそろそろ川下へ下り始めて今頃はモーポツポツ川下で釣れる...
村井弦斎 「食道楽」
...その後は自動車に押されてポツポツ減少...
山本笑月 「明治世相百話」
...明治の中頃からポツポツ退転...
山本笑月 「明治世相百話」
...今日はおれが面白い話をしてきかせる」と云いながらポツポツと話し出した...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...うなだれたままポツポツ話し出した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...山々の木立に法師蝉(ほうしぜみ)がポツポツ啼き初める頃になると...
夢野久作 「巡査辞職」
...それからポツポツ様子を聞いてみると...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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