...もとはブリキに段をつけるロールにボール紙を通したもので...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...ボールが外れて道に飛び出し...
梅崎春生 「凡人凡語」
...上へ向いていくぞ」戦車はまるでフットボールを山の上から落したときのように...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...テニスのボールほどの黒い玉になって...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...彼はボール紙の端を持って手袋を自分の顔の前で...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...フィンガーボールに入れていたのだった...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...ボール紙の冠をかぶり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ジョン・タンボール・アンガスは店に彼を待ってるローラの許に立ちかえって...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...そうして四十年近い空白を隔てて再び彼の歴史のページの上にバットやボールの影がさし始めたのはようやく昨今のことである...
寺田寅彦 「野球時代」
...買物のボール箱をもっていた...
徳田秋声 「縮図」
...ボールの行方を見守る合間に...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...釘舌(ボールト)のかちゃりと跳(は)ね返る音がする...
夏目漱石 「虞美人草」
...今日はベースボールがあるはずだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...酒場の前に立つてゐたが権はそれつきり遂ひぞ酒場に来なかつた忠義の犬日比谷公園の広ツ場に編みあげの赤い靴を穿き祖母(おばあ)さんに連れられて美晴子(みはるこ)さんが遊んでる浅い弱い春の日は鏡のやうに晴れてゐた中学生が五六人テニスネツトを引つ張つて組に分れて遊んでる軽くボールはぽんぽんと向ふにこつちに飛んでゐた祖母さんは...
野口雨情 「都会と田園」
...及川先生と僕たちはフットボールをしました...
林芙美子 「お父さん」
...兎も角も是が上等室の標象(シムボール)として恭(うやうや)しく床の間に据えてあった...
二葉亭四迷 「平凡」
...レイボールドが気づいていないか心配だったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...白いボールの音である...
横光利一 「欧洲紀行」
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