...この年少記者はある人々からは英雄(ヒーロー)の一人(ひとり)とさえして崇拝された...
有島武郎 「或る女」
...ヒーローの寝ころんで「ナポレオンのイタリア侵入」を読んでいる横顔へ...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...まずいかにしてヒーローとヒロインを「紹介」すべきか...
寺田寅彦 「映画芸術」
...次にカメラを近づけてその中のヒーローを抽出し...
寺田寅彦 「映画芸術」
...人夫がヒーローの帽子を失敬しようとする点まで全く同工異曲である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...そう思ってこの馬のヒーローを見ていると実に愉快である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...漫画のヒーロー「あわてものの熊(くま)さん」ばかりではない...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...それをこちらから遠眼鏡で見ると面中(かおじゅう)がきずだらけで有馬だの鍋島だのの猫騒動のヒーローを思い出させるような物すごい形相(ぎょうそう)になっている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ヒーローを首肯(うけが)わない世においては...
夏目漱石 「創作家の態度」
...英雄(ヒーロー)になつた方が長持(ながもち)がする...
夏目漱石 「それから」
...英雄(ヒーロー)とはその時代に極めて大切な人という事で...
夏目漱石 「それから」
...英雄(ヒーロー)に対しても現金である...
夏目漱石 「それから」
...英雄(ヒーロー)になった方が長持がする...
夏目漱石 「それから」
...君は僕にとつての「英雄(ヒーロー)」だつた...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...漸く私はその主人公(ヒーロー)が活躍する一篇の物語が完成するのがそれまでの習慣だつた...
牧野信一 「ゾイラス」
...自ら「深刻」なつもりのヒーローになつて安価な感情を煽りたてた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...次は村井のヒーローが売りだされてようやく和製時代...
山本笑月 「明治世相百話」
...ヒーローの本元も江戸ッ子の英雄には兜(かぶと)を脱いだ...
山本笑月 「明治世相百話」
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