...併し俺はそんなヒロイズムを尊敬しない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ヒロイズムの悲壮感を自分のうちにかき立てていた...
高見順 「いやな感じ」
...その軍人の思い上りと同じようなヒロイズムに酔っていた...
高見順 「いやな感じ」
...之は学校の先生達の卒業生売込運動や卒業生の各種のヒロイズムでも解消しないし...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...他方はセクトのものだというに過ぎないのである(純文学の孤城を守ろうというようなヒロイズムは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ヒロイズムの残滓か...
豊島与志雄 「失われた半身」
...普通のセンチメンタリズムやヒロイズムを乗り越した境地からでなければ出来ない...
豊島与志雄 「故郷」
...それから一種のヒロイズム...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...「英雄主義(ヒロイズム)より組織主義(ユニフォーミティズム)」へ...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...或る逆説的のヒロイズムがあり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...二者を無差別に崇拜する白樺派のヒロイズムは...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...女學生の涙劇的ヒロイズムの對象であつたりしたことを考へると...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...ヒロイズムとセンチメンタリズムが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...歪曲されたヒロイズムとなって...
火野葦平 「花と龍」
...男子の一言金鉄の如しというヒロイズムだけを彼は頑固に信じている...
平林初之輔 「犠牲者」
...先人を凌ごうとするこの種のヒロイズムこそ...
松濤明 「山想う心」
...肉厚なペンキ絵のようなヒロイズムではありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...娘を火の中に投じるヒロイズム至上主義はわかるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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