...あの垣根の杭(くい)のわきへ口を出してパクパク水を飲んでいるのさ...
伊藤左千夫 「水籠」
...あたしは口をパクパクと開(あ)けてみせた...
海野十三 「俘囚」
...パクパクうごいて...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...三日月がたの口をパクパクやって...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...金魚のようにパクパク吸いながら...
徳永直 「冬枯れ」
...口をパクパク二つ三つ喘がせて息を引き取った時...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...パクパクたべてったよ...
新美南吉 「病む子の祭」
...パクパクになっている...
野村胡堂 「胡堂百話」
...口はただパクパクと動くだけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...額などは水につかりもしないのにパクパクして...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...いま心臓はパクパクだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...チヨツ/\/\! 何んだ/\その坐り方は! カツ! もう菓子なんぞをパクパクと喰つてゐやアがる...
牧野信一 「秋晴れの日」
...(殆んど福々しいと言える位に柔和な笑顔)青年 どうも――百姓 ……(前歯の抜けてしまった大口をパクパク開けて笑いながら...
三好十郎 「おりき」
...パクパクパクパクえらそうに...
三好十郎 「斬られの仙太」
...口がパクパクするだけで...
三好十郎 「その人を知らず」
...いちいち口をパクパク開いてびっくりしていて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...疎(まば)らな歯をパクパクと噛み合わせて喘(あえ)いだ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...葉巻の煙と一緒にパクパク吐き出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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