...ある時代に空想したやうに一輛の馬車に、バイブル一卷、バラライカ一挺、愛人と共に荒野を漂ふジプシーの旅に任しゆく氣輕さは、いまはあまりに寂しい空想である...
竹久夢二 「砂がき」
...けれど彼女が日本語をまでそれほど自在にあやつろうとは! バラライカやギタルラを伴奏しながらスラヴの唄をうたう口から...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...月夜にバラライカひくんだな...
新美南吉 「よい家」
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野口雨情 「雨情民謡百篇」
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野口雨情 「極楽とんぼ」
...ロシアではこれでバラライカを拵らえる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二弦(にげん)の手軽なバラライカで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...赤いシャツをきた若者たちが召使どもの前でバラライカを掻き鳴らし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...が、その代り、夕方にさへなれば必らずどこか往還のはづれに灯影がさして、笑ひ声や唄声が遠くまでも聞え、*バラライカや、時にはイオリンの音までが漂うて来る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...バラライカ露西亜の農民間に愛用される楽器の一種で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ペトロフ両人の極めてダイナミックな社会精神と感情の活動を一貫してどこにも古風なバラライカの響となってつたわってはいない...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...上手なバラライカや胡弓(こきゅう)の音(ね)を聞くたんびに耳を押えてウンウン云っていたのですが……そうして一日も早く両親の処へ帰りたい……上等のグランドピアノを思い切って弾いてみたいと...
夢野久作 「死後の恋」
...お顔のぜんたいがまるでお百姓のバラライカの絃が切れたみたいな様子になることもありました...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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