...本はバイブルで、その人物の右手の指は「爾(なんじ)の墓を用意せよ...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...彼等はバイブルの中から...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...池(いけ)の端(はた)の「バイブル」...
淡島寒月 「明治十年前後」
...あの聖書(バイブル)のことを考えているつもりでいながら...
生田春月 「聖書」
...読経は『バイブル』中のある部分を誦読するものにして...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...『バイブル』を離れて『バイブル』を証示するをいう...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...聞(き)けば聖書(バイブル)を糧(かて)にする道徳家(だうとくか)が二十五銭の指環(ゆびわ)を奮発(ふんぱつ)しての「ヱンゲージメント」...
三文字屋金平 「為文学者経」
...すなわち『バイブル』とフォックスの書いた『ブック・オブ・マータース』(“Book of Martyrs”)というこの二つでした...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...はてはバイブル販売所にならって心霊学書籍販売所まで経営して自からその店頭に立ち...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「俺のところにはバイブルは幾冊もあるよ...
薄田泣菫 「茶話」
...バイブルに苦しめられなかったひとは...
太宰治 「如是我聞」
...つまり第一期の印刷文化はグウテンベルグの最初の印刷物が「三十二行バイブル」であつたといふことに象徴されてゐるといつてよからう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...つまり近代文献学の始まりは宗教改革以後だと見なければならぬ(ルターは某大学の図書館でバイブルを探した処...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...僕は聖書(バイブル)に酔わされてるのだから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これに依ってバイブルの旧約全書中の世界創造および大洪水などの伝説は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...バイブルが「手袋なしには持てぬ」代物である通り...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...私の室に一冊のよごれたバイブルがある...
室生犀星 「愛の詩集」
...交代でバイブルの一章を読んでから...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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