...第一のテーマは楽譜の形からも暗示されるように...
寺田寅彦 「踊る線条」
...こういう種類のテーマでまだ従来取り扱われなかったものを捜せばいくらでも見つかりそうな気がする...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...それが何かの理論のテーマとか出発とかを意味しなければならない必要はない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それにも拘らず強いて之をテーマとして掲げようとすれば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...単に物理的・化学的・与件――自然現象一般――をどのように精細にした処で生物学のこの与件・このテーマ・は出て来ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...充分な意味に於ける思想というテーマを文学に教えたものは...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...作品のテーマらしいものも生まれはしない...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...手拭なら手拭といふ一定のテーマがあつて...
中原中也 「芸術論覚え書」
...テーマに振り回されて冷たすぎる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...仰々しい長広舌が提出するテーマ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...テーマに押された後...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...青年の人間形成の問題をテーマとしていることにびっくりすると思う...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...大きい振幅とテーマの展開とがひかえている全篇の序に向ったとき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...方法も教えて(或は)テーマもヒントしてやったらしいのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...メリメは全部を読んだことがないので、むしろ駄作を知らないわけですが、トルストイの全集なんかでも遺稿の内には、未完成の小説で、一つのテーマを、ああ書き、こう書きしてみて、結局物にならず終っているようなものがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから書きたいテーマがいくつかあるのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「時代の心理で動く」限界ということも文学発展史上の一つのテーマではないのでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このあとにまた同じテーマが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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