...12メダルマニアこの患者は近来激減した...
石川欣一 「可愛い山」
...すまねえが……」「おめえは初めから俺をネムラせる気だったんだな」「あんたの出よう次第でね」「ダルマ(殺し)は俺は大好きだが...
高見順 「いやな感じ」
...聞いているのか、ダルマ、こちらむけ、われも淋(さび)しい秋の暮、とは如何(いかが)? お助け下さい...
太宰治 「虚構の春」
...雪ダルマになってしまうです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...「ダルマ山」に対しジャヴァの「ティエリマイ」...
寺田寅彦 「火山の名について」
...それにダルマ型ハンドプレスがオランダから渡つてきたといふのはそのままのみこめるが「活字も外國からきたのだらう」では濟まないものがあるやうに思へた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「あだ名をダルマつて云ふんだよ...
葉山嘉樹 「氷雨」
...上げ手の姿は見えないがウナリを取りつけたダルマ凪があがつてゐた...
牧野信一 「山峡の凧」
...番頭さんが今日来てね――」「…………」「何とかいふダルマ茶屋で喰ひ逃げをして...
牧野信一 「円卓子での話」
...石炭積みのダルマ船が何百ぱいと無く往來した時代で...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
...このダルマは、本所緑町一丁目の、製鉄原料問屋鈴木徳五郎商店の専属船だ...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...三十馬力の小蒸汽に曳かれているダルマが三隻...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...若いダルマよりアカの溜まり具合がはげしく...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...ダルマの者だから安心しろとの意味合いを含めたつもりであった...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...隅田川のダルマ船に乗ったり...
山之口貘 「私の青年時代」
...ダルマ船まで幅を利かせ...
山本笑月 「明治世相百話」
...ダルマさんが、敷居の処を通りかかった鼠に、キューピーさんはどこへ行ったか知らないかと尋ねますと、鼠はチューチューと笑いながら、「それはきっと、この頃この家へ来た小さな三毛猫がおもちゃに持って行ったのだろう」と言いました...
夢野久作 「キューピー」
...縁側で日なたぼっこをしている三毛猫を捕まえてダルマさんが睨みつける...
夢野久作 「キューピー」
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