...当時の若い女をゾクゾクさした作で...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...背中がゾクゾク寒いうえに...
海野十三 「ある宇宙塵の秘密」
...ゾクゾクと寒くなってきた...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...彼は何だか背筋がゾクゾク寒くなって来た...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ゾクゾク嬉しがって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...たとえば「ワーッ」とときのこえをあげて突貫する時のゾクゾクする激情...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「和名は君がつけるのだよ」と言われた時はゾクゾクした...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それに寒(さむ)さが加(くは)はつて來(き)てゾクゾク毛穴(けあな)がそば立(だ)つのが堪(たま)らなく不愉快(ふゆくわい)だつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...襟もとがゾクゾクする二月の谷中道...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妙にゾクゾクさせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お夢はゾクゾクするので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを毛がゾクゾクと生えている貌に見立ててそこで毛茸の字が生れたわけだ...
牧野富太郎 「植物記」
...タマラナイ悪寒(おかん)がゾクゾクと背筋を這(は)いまわり初めた時の情なかったこと……...
夢野久作 「木魂」
...フト身体(からだ)中がゾクゾクと寒気立(さむけだっ)て来たようなので気がついて見ると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...涙ぐましい程ゾクゾクと共鳴して観ておりながら...
夢野久作 「能とは何か」
...ゾクゾクと疼(うず)くふるえを緋縮緬(ひぢりめん)につつんでいつかぴったりと寄り添って来た...
吉川英治 「剣難女難」
...急に森を抜出たせいか吹曝(ふきざら)しの車の上にいると霧雨が肌にまで沁透(しみとお)って来てゾクゾクした寒さに襲われて来ました...
蘭郁二郎 「穴」
...眼がくらむほどゾクゾクと興奮し...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索