...白塗のスマートな奴が処々(ところどころ)装飾的に組まれてあるだけで...
大阪圭吉 「白妖」
...とてもスマートな犬が...
太宰治 「火の鳥」
...暗灰色に塗った俊敏(スマート)な胴体で波を切りながら...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...サーピ(マヽ)ス(セーピスぢやない)百パーセント』さぞ/\非スマートな姐さんが非モダーな(マヽ)チヤブ台の間をよた/\することだらう(カフヱー全盛時代には山奥や浦辺にもカフヱーと名だけつけたものがうよ/\してゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...鈍重なスコッチとスマートなロンドン子と神経質なお坊っちゃんとの対照が三人の俳優で適当に代表されている...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...堂々とした鬚を立てた先生等の中に交つた此の白面無鬚の公子の服装も著しくスマートなものであつた...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...それには多分スマートな行動感覚の教育が必要だろう(茶の湯の席で坐っていてもしびれを切らさない教育が必要であるのと同じ意味において)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ことさらにスマートを気取らなくても...
中里介山 「大菩薩峠」
...若くてスマートだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...――こんなスマートぢやないンで...
林芙美子 「浮雲」
...身なりもスマートでなければならない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...たいへんにスマートな身なりをしたその紳士は...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どこといって隙のないスマートな身ごしらえであった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...慇懃にスマートに...
久生十蘭 「金狼」
...スマートすぎはしまいかと心配だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...之もスマートすぎる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ただ一人若い医者らしいスマートな男が...
夢野久作 「冥土行進曲」
...ところが現われ出た故人は案外スマートなので...
吉川英治 「随筆 新平家」
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