...俺の心は一方にスクスクと延びて行く命であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...スクスク延びているのを...
石川欣一 「雪割草の花」
...スクスクと健全な発育をとげて...
石川欣一 「雪割草の花」
...螺旋階段はスクスクと伸びて三階にまで達している...
海野十三 「階段」
...窓外にスクスクと伸びた白樺(しらかば)の美林が眺められ...
海野十三 「キド効果」
...誰も井戸の側にはいないのに大蓋はスクスクと持ち上ってくる...
海野十三 「地中魔」
...まっすぐにスクスクと伸びてゆくのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...灰色をした逞(たくま)しい大きな幹はスクスクと立ち並んで次第に暗い奥の方へつづく...
寺田寅彦 「森の絵」
...スクスクと新しい塀越(へいご)しに見られる...
徳田秋声 「新世帯」
...だが「文学」がそのままスクスクと哲学(?)にまで延長出来るためには...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...スクスクと生い立った松の大幹の梢が...
中里介山 「大菩薩峠」
...スクスクと伸びて行く有様をこの上もない素直な心持で書いた曲でありました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...青い琅(ろうかん)色をしてスクスクと直立しているのがはっきりと見える...
久生十蘭 「地底獣国」
...ススキという意味はスクスクと立っているキ(草)だからそういわれると書物に書いてあるが...
牧野富太郎 「植物記」
...背が三寸ほどひと晩のうちにスクスクと伸びたような気がされた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...その草の中にスクスクと抜け出た虎杖(すかんぽ)を取るために崖下に打ち続く裏長屋の子供らが...
水上滝太郎 「山の手の子」
...彼独特の数理的な天才をスクスクと伸ばして行った...
夢野久作 「木魂」
......
夢野久作 「雪の塔」
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