...そのサーベルをください...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...サーベルの音が塔の向うに聞え始めたころには...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ある子供はサーベルや勲章のみを夢みている...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...サーベルを持つて切つて掛り...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...彼は借金を踏倒して国を逃出し、今では軍服、サーベル、拍車で歩きまわって、英吉利(イギリス)風の礼儀をすっかり忘れてしまっている...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...塔の一方の壁がサーベルを立てたような形になってくずれ残ったのを...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...曾てサーベル政略を以て黨人に畏怖せしめたるもの今は黨人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...火炎の剣に対する正統のサーベルの医(いや)し難き遺恨...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サーベルのひらめきを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今はサーベルも無益だと感じ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サーベルや銃を見ると身体が凍える思いをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サーベルを鞘(さや)に納め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銃やサーベルや棍棒(こんぼう)や斧(おの)や槍(やり)や剣銃などがつき立っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サーベルを算盤にもちかえるこの転換を...
中井正一 「美学入門」
...といって、畏れというのは、サーベルや、鉄砲で脅(おどか)すことではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...山の出鼻へ立って洋剣(サーベル)を鞭(むち)の代りにして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...壁に父親の長劒(サーベル)が懸つてゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...サーベルになるのである...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
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