...――目に見えないお前は何ものだ?或声 俺か? 俺は世界の夜明けにヤコブと力を争つた天使だ...
芥川龍之介 「闇中問答」
...* ヤコブがみたという地上と天国をつなぐはしご(創世記二八ノ一二)ふたつの姿がへやのなかでちらちら動いていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...背中に大きなコブのある...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...あの人も少し笑いながら、「ペテロよ、足だけ洗えば、もうそれで、おまえの全身は潔(きよ)いのだ、ああ、おまえだけでなく、ヤコブも、ヨハネも、みんな汚れの無い、潔いからだになったのだ...
太宰治 「駈込み訴え」
...あわてふためいて居るヤコブは誰...
太宰治 「もの思う葦」
...「老ジェコブ・マアレイよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...このヤコブと天使との相撲の話は...
寺田寅彦 「相撲」
...ヤコブが天使と戦うように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...喜多村氏の紹介、例の薬(オーソミン――オゾノールは誤り)の医者、清のお尻のコブ、女房の手のハレモノ、僕のトビゝの残りと一家順に診て貰ひ、近くなので喜多村緑郎氏の家へ寄る、二階洋館で、清も連れて行ったが、子供は嫌ひと見え、相手にせず、一人で色々話される...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それはスカンヂナヴィアの文學――ことにキエルケゴオルやヤコブセンの作品に傾倒してゐたリルケのさう云ふ一面の最もよく現はれたものと云つてゐる評家がある位であるが...
堀辰雄 「高原にて」
...コブみたいなものでも解決しなければならない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...さうして尚も私はコブコブになつた腹の筋肉を凝と瞶めて居た...
牧野信一 「痴想」
...コブシ(Magnolia KobusDC.)は日本の特産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...那伽は人面蛇尾で帽蛇(コブラ)を戴き...
南方熊楠 「十二支考」
...帽蛇(コブラ)や鱗蛇を竜とするインド説も混入したから...
南方熊楠 「十二支考」
...インドのモンネース獣は帽蛇(コブラ)と闘うに...
南方熊楠 「十二支考」
...ヤーコブという人の「ジャックリーヌと日本人」という小説は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ヤコブの子ヨセフのことなど...
和辻哲郎 「鎖国」
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