...各自他人からは兎ても想像もつかぬ樣な自矜を持つてゐる...
石川啄木 「硝子窓」
...といふ私の自矜が...
太宰治 「思ひ出」
...私はたかい自矜の心を持つてゐたから...
太宰治 「思ひ出」
...へんな自矜(じきょう)の怠惰にふけっているのを真似て...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...自矜(じきょう)の怪物...
太宰治 「虚構の春」
...それでもやっと一つ残し得たかなしい自矜(じきょう)...
太宰治 「創生記」
...自矜の孤高を固守して世のもの笑ひになるといふ傾向があるやうだ...
太宰治 「津軽」
...その自矜うちくだかれて...
太宰治 「HUMAN LOST」
...自矜(じきょう)...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...自矜心(じきょうしん)の高い彼にとって...
中島敦 「李陵」
...又鞦韆をやる女の年輩は、王建が少年兒女重鞦韆と云へるを見ると、若い者を主としたやうであるが、若いと云つても今我邦で云ふ小學兒童といふ年頃よりは、いま少し長じた程度のもので、王問の詩には幼女十五纔出閨、擧歩嬌羞花下迷、自矜節柔絶輕※、不倩人扶獨上梯とある...
原勝郎 「鞦韆考」
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