...又表面的な進歩ばかりをめやすにしている社会には不便を起すことがあるかも知れない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その一言(こと)を標準(めやす)に...
薄田泣菫 「茶話」
...書の相場は酒を標準(めやす)に一本一升といふ事に極(き)めてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...標準(めやす)が異(ちが)つてゐるといふ事で...
薄田泣菫 「茶話」
...すすめやすすめと戦法も何もあつたものでなく...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼が死後その遺筐(いきょう)に「政策目安(めやす)書」なるものあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或る特殊な標準(めやす)を作上げ...
中島敦 「光と風と夢」
...明めやすくするために...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...自分に一種の目安(めやす)がある...
夏目漱石 「模倣と独立」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...日本にも三善為康(みよしのためやす)の『拾遺往生伝』中に...
南方熊楠 「十二支考」
...纏めやすく拵えやすい過去の情景へ向ってそれを求めたということの精神の機微にも目をひかれる...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...休庵信方(のぶかた)の師は恐くは冷泉為泰(れいぜいためやす)であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...恐くは為泰入道等覚(ためやすにふだうとうがく)の門人であつたのだらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...染めやすいためまた値が安いため...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...集注せしめやすい国ではないかと思っているのである...
柳田國男 「和州地名談」
...冷(さ)めやすいものでござる...
吉川英治 「三国志」
...目安箱(めやすばこ)その夜...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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