...キザな穿鑿に終るだけの事であらう...
太宰治 「お伽草紙」
...ことさらに奇をてらったキザなもののような感じの題名になることをおそれて...
太宰治 「酒の追憶」
...私はこんな予言めいたキザな言葉は...
太宰治 「惜別」
...キザな言い方であるが...
太宰治 「父」
...どうなの? 男ですか?」いよいよキザな事を言う...
太宰治 「父」
...太宰はキザな奴だ...
太宰治 「美男子と煙草」
...金助はしきりにキザな面(かお)をして例の歯の浮くような文句と一緒に石を並べて...
中里介山 「大菩薩峠」
...生(なま)な奴がキザな真似をすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...蝋燭をともしてザラリザラリとキザな音をさせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで自分の背後にペチャクチャと燈籠の故事来歴を囀(さえず)っていたキザな声が止んでしまったことも...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ほんとにイヤな奴、キザな奴、あのくらいイヤな奴も無いものですけれども、でもわりあいに度胸があるんですよ、お宝の切れっぱなれもいい方でしてね、やっぱり男はね……」おやおや、また風向きが変って来たぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...時代のキザな流行熱で鹿鳴館時代のハイカラの如く...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...「キザなことを言うようですが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...キザな恰好をするので誤解されるが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...おしゃれというより、キザな男でした...
三浦環 「お蝶夫人」
...おしまいにあのキザな...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...キザな運転手に突っつかれたりするたんびに...
夢野久作 「少女地獄」
...僕はキザな言い方だが「恋と芸術」に狂ったのだ...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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