...このカントの立派な創作は畢竟自然の永遠性に対する彼の熱烈な要求を表わすもので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...表の店で牛豚肉の切売もしている広東(カントン)料理の一膳(ぜん)めし屋なのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...新カント学派の課題と雖も...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...カントによって与えられた既成的なる問題の比較的単線的な攪拌乃至蒸溜から...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...処が合理的(純粋)心理学はカントが説く処に従えば不可能である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...却ってカントの自然概念に対する優れたる解釈を物語っているものであると思う...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...併しカントの自然形而上学が直ちにかかる認識論――稍々不当かも知れないが仮にそう呼ぶことにしよう――の立場に立つものと断定することを吾々は警戒しなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...併し実はカントの天体進化の理論であった...
戸坂潤 「科学論」
...カントが時間及び空間を吾々に固有な性質によって与えられた表象形式でありそしてそれに特有の性質によって一義的な必然的に明白な命題が成立すると説いた事は反対すべくもない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...カント的マルクス主義(オーストリア・マルクス主義)にはアドラー M. Adler(1873-1937)やレーデラー E. Lederer(1882-1939)の社会哲学がある...
戸坂潤 「辞典」
...カントがこの認識論上の問題を論理学という軌道に乗せて提出しなければならなかった根本的な理由の一つは...
戸坂潤 「辞典」
...又蔓草の右巻きと左巻きとの区別(Kant, Metaphysische Anfangsgrnde der Naturwissenschaften. Phoronomie)はカントが指摘したように概念によっては与え得られない処の直観の事実である...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...それを見るために私はカントの直観形式乃至純粋直観としての空間とは如何なるものと考えられるかを他の方面から検べて見る...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...普通云われるようにカントの直観空間を絶対的空間と呼ぶならば今の場合これも物理的な絶対的空間と呼ばれてよいであろう...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...しかるにカントに依ると...
三木清 「哲学入門」
...カントはいふ、經驗一般の可能性の諸條件は同時に經驗の諸對象の可能性の諸條件である、と...
三木清 「認識論」
...カントに於ての如く個人の人格的自由の意識の發展と見られるのでない...
三木清 「歴史哲學」
...ピンカントン『海陸紀行全集』の記事は上に引いた)...
南方熊楠 「十二支考」
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