...カントは日常茶飯の世界からあの複雜なる批評哲學を構成しなければ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...留學中已にカントの永遠平和の論を知り...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...認識論はそうした意味で論理学となる(カントの先験的論理学)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...カントは自然科学と哲学とを合理的に分離した最初の人だと云われるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...カントは思惟の本性が他ならぬ認識という機能にあるという観点を念を入れて強調した殆んど最初の人であった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして之も亦カントの空間の観念性の主張から見て...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...大体に於てカント風の構成主義を採用しているプランク達(アインシュタインもそうであるが)によれば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一七九〇年私講師としてのフィヒテは一学生からカント哲学の講義を求められ之を機会としてカント哲学の研究を始めた...
戸坂潤 「辞典」
...カントの先験的観念論の必然的発展なのであった...
戸坂潤 「辞典」
...併し実はカントこそ却って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そしてかかる意味に於ける直観形式と純粋直観との対立を意識して来ることはとりも直さずカントがその感性論を離れてその「先験論理学」の空間論に這入って行くこととなる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...即ち茲にカントは私が先程指摘した様に第一の純粋直観と直観形式との対立に立つものと考えねばならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...カントの批判哲学の立場は...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...深夜の二時、王が窓掛をおろした馬車に乗って、交通遮断をした村道を駆けぬけ、この岩山の下で、騾馬に曳かせた小馬車に乗りかえ、「王の道」といっている嶮しい岩阻(いわそば)道を上り、目のまわるような高いところに建っている城で、毎夜、千滴のローダノム(阿片丁幾)を飲み、カントや、フィヒテやシェリングの著書を読んで、独逸形而上学の勉強をしているという、伝説まで出来ているその城であった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...そこで道徳の普遍妥当性は内容にでなく形式に求められねばならぬとカントは主張した...
三木清 「哲学入門」
...論理主義を唱へて心理主義を攻撃した新カント派の哲學が一時わが國に流行してから...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...カントが一般論理と先驗論理とを區別して...
三木清 「論理と直觀」
...そういう点では夥しいカントの門徒がいるわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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