...論理的不一貫(ローギツシエ・インコンゼクエンツ)も人格的一貫(ベルゼーンリツヘ・コンゼクエンツ)を妨げるに足りないと信ずる樣になつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...濡れるのがいやだとて、まるで難船をたすけて暗夜出かける水難救助隊員みたいに、防水服、防水帽子、レインコート、手首足首をゴム・バンドで締めてスキーをする人...
石川欣一 「山を思う」
...白井氏(しらゐし)のレインコートの裾(すそ)の...
泉鏡太郎 「十六夜」
...五沼南のインコ夫人の極彩色は番町界隈や基督(キリスト)教界で誰知らぬものはなかった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...かなりくたびれたレインコートを着ている...
梅崎春生 「幻化」
...鸚鵡と呼ぶ名の鳥はいないけれど、その種類はセキセイインコ、カルカヤインコ、サトウチョウ、オオキボウシインコ、アオボウシインコ、コンゴウインコ、オカメインコ、キバタン、コバタン、オオバタン、モモイロインコなどがある...
海野十三 「獏鸚」
...おとなのレインコートのようなものをかけて...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...その頃流行していたセキセイインコの籠のたくさん並んでいるのを見ていたが...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...レインコートも買ってくれると言っていた...
太宰治 「正義と微笑」
...三十五日は雨といふ位でございますからね……」レインコートを被つてゐた男が云つた...
林芙美子 「浮雲」
...レインコートを取ると...
林芙美子 「浮雲」
...ツインコタという風光明媚な避暑地がある...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...ツインコタからブダペストへ行くアカシアの森で...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...ツインコタからブダペストへ出る途中のアカシアの森を照らしている...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...――まだ世間一般にさういふレインコートが流行しない頃だつたし...
牧野信一 「スプリングコート」
...左手には水のようなゴム引き羽二重(はぶたえ)の雨外套(レインコート)とキッドの白手袋と...
夢野久作 「暗黒公使」
...レインコートの襟を立てて煤(すす)けたラムプの下にいたから...
夢野久作 「二重心臓」
...見送ってくれた社のOさんがレインコートは持つべしだといった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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