...ちょっとしたアイロニーを感じさせる...
寺田寅彦 「軽井沢」
...この種の言葉はアイロニーにすぎないと云ってもいい...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...一つはユーモアであり一つはアイロニーである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...前者はアイロニー及び風刺であり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...第一に少なくとも対話的な教授法(ソクラテス的イロニーやディアレクティックと云っていいかも知れぬ)や...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...元来批判には客観の現実に由来するユーモアやアイロニーがどうしても必要になって来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この皮肉(イロニー)...
中井正一 「生きている空間」
...ここではすでにゾルゲルのイロニーでは盛りきれないもの...
中井正一 「生きている空間」
...それはイロニーであり...
中井正一 「リズムの構造」
...このアイロニーが絶えなかったものと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしていつの間にかこのアイロニーに一種の実感が伴って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...いいじゃないですか」「だからアイロニーさ...
夏目漱石 「虞美人草」
...私ほどに滑稽(こっけい)もアイロニーも認めてないらしかった...
夏目漱石 「こころ」
...彼等と雖(いへど)も今更ながら天のアイロニーに驚かざるを得まい...
夏目漱石 「点頭録」
...運命のアイロニーを解せざる詩人として深く憐(あわ)れむのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そこには一種のアイロニーが顫動(せんどう)していた...
夏目漱石 「明暗」
...書く方のコッペは感傷的なアイロニーと少し儀式張つた熱の高い抒情詩的であるが...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...題材のいろんな風なのも面白いし一寸したアイロニーもあってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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