...私の非難の理由は此矛盾此壓迫此イゴイズムにあつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ニイチエのメタフイジイクには科學的ポジテイズムがあることを思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...僕だって人なみのエゴイズムが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...そういう批評家のために一人の作家が色々互いに矛盾したイズムの代表者となって現われたりするのであろう...
寺田寅彦 「浅草紙」
...マルキシズムその他いろいろなイズムの立場から蜜蜂(みつばち)に注文をつけるのは随意であるが...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...いろいろなイズムも夏は暑苦しい...
寺田寅彦 「涼味数題」
...思想界にも文学界にもいろいろのイデオロギイやイズムの目覚(めざ)ましい興隆と絶えざる変遷があったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...例えば社会主義リアリズムのリアリスティックな遂行に可なり必然的に伴う処の一つの結果を意味する(革命的ヒロイズムなどと同じに)と考えられ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この際の何々イズムとは勿論客観的に行なわれる夫々の現象を指すということを銘記すべきである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「ジャーナリズム主義者」とも云うべきイズムとしてのジャーナリズムのひそかな賛美者や外面上の反対者の例のスノッブ的観念が困るのはいうまでもないが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...普通のセンチメンタリズムやヒロイズムを乗り越した境地からでなければ出来ない...
豊島与志雄 「故郷」
...けれども自然主義もまた一つのイズムである...
夏目漱石 「イズムの功過」
...すべてのエゴイズムの願望の...
萩原朔太郎 「宿命」
...いかなるエゴイズムの持ち主も平静ではいられまい?「私はそうしたお金を私のものでもないものを勝手に処分しては調達していたことに気がついたんです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...エゴイズムといったようなもの……」由良は欠伸(あくび)をしながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...イズムの中(うち)に彷徨(うろつ)いてる間(うち)や未だ駄目だね...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...「肉体をはる」生き方にヒロイズムを描き出している...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...彼女のエゴイズムだ...
山川方夫 「非情な男」
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