...イズムを持つ必要があるかどうか...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...イズムを持つと云ふ事がどう云ふ事か...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...自己表現の中に對象の精を壓迫する何のイゴイズムもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そのような無考えなヒロイズムが必要なのではなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...家庭のエゴイズム...
太宰治 「家庭の幸福」
...ぐん/\伸びてくれ(することなすことがすべてヱゴイズムのあらはれだ!)...
種田山頭火 「其中日記」
...社会主義というものがどんなに立派なイズムだか知らないが...
辻潤 「ふもれすく」
...あるいはそこから危険なるジンゴイズムの展開せられる虞(おそれ)さえもある...
津田左右吉 「日本精神について」
...其の代りにペンキ塗りの思想や蝋細工のイズムが...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...他方はセクトのものだというに過ぎないのである(純文学の孤城を守ろうというようなヒロイズムは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...個人主義かエゴイズムかの限界をつきつめて見ようとした漱石自身の文学上の精神が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...という意味に於て一つのイズムだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...単に自分のエゴイズムを裏書しているに過ぎない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...あるいはもはや全然肯定のない単なる否定の連続に陥るダダイズムにまでいたるのである...
中井正一 「美学入門」
...自分の醜い鬼の心と、エゴイズムとが、時次郎は、我ながら、恐しかった...
火野葦平 「花と龍」
...それにエゴイズムともいえない事はないんだから――友吉 ええ...
三好十郎 「その人を知らず」
...二私は自分のイゴイズムと戦っています...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...この努力そのものがイゴイズムと同じく愛を傷(そこな)うことのあるのを知りました...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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