...自分の内部活動の全傾向を或イズムと名づけるなら...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...ニイチエのメタフイジイクには科學的ポジテイズムがあることを思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...又欧洲の思潮ではヘブライズムとヘレニズムの名で...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...彼ら植物群の本能イズムとそのエネルギーは...
海野十三 「予報省告示」
...太宰イズムが、恐ろしい勢で私たちのグルウプにしみ込みました...
太宰治 「虚構の春」
...その人の得た結果を採用するという事にはやはりこのイズムの匂がある...
寺田寅彦 「鸚鵡のイズム」
...実は哲学上のイズムに関係した名前であることを忘れてはならぬ)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だがそれは道徳的関心を一種のエゴイズムに帰着させることに過ぎない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...実質的に(決して観念的なウルトラ・ヒロイズムとしてではなく)日本資本主義の「革新」を行なおうとする方向にいるもののことだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あるいはもはや全然肯定のない単なる否定の連続に陥るダダイズムにまでいたるのである...
中井正一 「美学入門」
...「あらゆるイズムの中で最悪なのは...
中島敦 「光と風と夢」
...アメリカイズムの流行中心である映画会社にゐるにも関はらず...
中原中也 「蜻蛉」
...決してこんな露骨なエゴイズムは見せられないだらうにと思つた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...そして私の貴族めいたエゴイズムの思想と...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...この伸子の厳酷なエゴイズムと...
三好十郎 「恐怖の季節」
...又は一種のダダイズムとも見るべき変通人なぞが居るから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ダダイズムの集会の予告板とが蛾(が)と戯(たわむ)れていた...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...二私は自分のイゴイズムと戦っています...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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