...ウワアズワアスなどもどこが好(よ)いのだろう」と云った...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...黄玉色(トパアズいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...アズキがこぼれ散らばっている...
高見順 「いやな感じ」
...僕はビアズレイでなくても一向かまわんですよ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...オアズのこの曲折して行く河のやうに...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...最初の発見者Daubigny(ドオビニイ)はとうとうセエヌ河の本流を見捨てOise(オアズ)の支流を溯ってAnvers(アンヴェール)の遠方へ逃げ込み...
永井荷風 「夏の町」
...アズウィン医師が最近たびたび俺に言ってたぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...昔アズサを弓に製して信州などの山国からこれを朝廷に貢(みつ)ぎした...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちこれがいわゆるアズサユミである...
牧野富太郎 「植物記」
...既に疾(と)く明かに成っているアズサの本物に一向触れていない事である...
牧野富太郎 「植物記」
...後ち更にそれを東(アズマ)彼岸ならびに江戸彼岸と為した...
牧野富太郎 「植物記」
...サクラの桜、カシの橿、キノコの茸、スゲの菅、スミレの菫、フジの藤、クスノキの楠、シキミの樒、ケヤキの欅、ススキの薄、スギの杉、カヤの萱、アズサの梓、ヨモギの蓬、ハジの櫨、カエデの楓、ツキの槻、フキの蕗、ヒノキの檜など、数えればきりがないくらい誤用が多いですね...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...同時に梓をアズサとしていた旧来の誤りが是正せられた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...わが邦の弟橘媛(おとたちばなひめ)古英国のギリアズンなど最愛の夫を救わんと海に入ったすら多く...
南方熊楠 「十二支考」
...丁度山脈のこちら側の終点をなすウラジカウカアズという町に夜つきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...オアズケを見せびらかされたって...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...テアアトル・フランセェとジムナアズ・ドラマチックとの芝居見物やら...
森鴎外 「かのように」
...マックルーアズ誌が三つの短篇を買いとり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
便利!手書き漢字入力検索