...これに相応の薬を与えて治療を施さば...
井上円了 「おばけの正体」
...これに対して相応の報酬を贈るは当然のことと思われる...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...幹部の人々はみなそれ相応の生活をするのがよろしく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...相応の値段で売りつけてやって下さい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...彼れかこれかといよ/\相応の嫁を探して遣る事と為つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...相応の分が割り当てられた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...相応の譲受人を求めて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...個々の世界は個々の中心を因果(いんが)の交叉点に据えて分相応の円周を右に劃(かく)し左に劃す...
夏目漱石 「虞美人草」
...お延が年相応の分別(ふんべつ)を出して叔母に向った...
夏目漱石 「明暗」
...その結果相応の利益を得る...
新渡戸稲造 「自警録」
...独身女相応のものが入っているだろうと思って訊(き)くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それ相応の話があるものだ」「だがね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別世界は別世界相応の話柄(はなし)の種も尽きぬものか...
広津柳浪 「今戸心中」
...ソレには又相応の属官が幾人も附て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...衣食を授けて親の力相応の教育を授けて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...財産相応の穏当な案を立てて...
二葉亭四迷 「平凡」
...それに相応の受け答えをして...
柳田国男 「こども風土記」
...五月頃の開場で相応の人出であったが...
山本笑月 「明治世相百話」
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