...「………」僕は敷居をまたいでから...
岩野泡鳴 「耽溺」
...僕はまんまと、窓をまたいで、屋内にしのびこむことができた...
海野十三 「地球を狙う者」
...穴のふちをまたいで...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...木のてすりをまたいで石の牢屋の中にはいり...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...三谷はもう台所の敷居をまたいでいた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そして猪苗代湖(いなわしろこ)の水力で起こした電圧幾万幾千ボルトの三相交流が川の高い空をまたいでいるのに驚かされた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...「どうぞまあ閾をまたいで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...深い地割れをまたいで登って行く...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...この壁をまたいで越えました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...私は建物をまたいで...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...閾(しきい)をまたいで外に出れば...
火野葦平 「花と龍」
...神通は連山をまたいで慟哭(どうこく)し「黒い魔術」は帰依(きえ)者を抱いて大鹹湖(だいかんこ)へ投身した...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...お前方でおもてなしを」九兵衛は帳場格子をまたいで...
吉川英治 「江戸三国志」
...午(ひる)をまたいで...
吉川英治 「私本太平記」
...――年暮(くれ)の十二月二十九日からのことですぐ正月をまたいでいたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...人のあたまから頭をまたいで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...前に足を投げだしているひとりの原士(はらし)をまたいで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索