...」誰も否とは云わんのに...
泉鏡花 「婦系図」
...如何(いか)なる關係(くわんけい)を有(いう)するであらうか...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...餓(うゑ)たる時の小判一枚は飯一碗(わん)の光をなさず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...僕はそうは思わん...
田山花袋 「少女病」
...いずくんぞその間において不自然なる需用を生ぜざることあたわんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...謂わんや、お由羅や、将曹の如き、蠅にも如(し)かぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...茶碗(ちやわん)の底(そこ)に冷(つめ)たく成(な)つて居(ゐ)た少(すこ)しの水(みづ)が土間(どま)へぽつちりと落(お)ちてはねた...
長塚節 「土」
...流(なが)し元(もと)の小桶(こをけ)の中(なか)に茶碗(ちやわん)と塗椀(ぬりわん)が洗(あら)はない儘(まゝ)浸(つ)けてあつた...
夏目漱石 「門」
...今日からわたしは良寛(りやうくわん)です...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...共に腕車(わんしゃ)に打ち乗り...
福田英子 「妾の半生涯」
...手を拍ってナルといわんは必定...
二葉亭四迷 「小説総論」
...「かまわん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...弛緩(ちくわん)の代りに緊張を...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...』起上(おきあが)つて玄関(げんくわん)の方(はう)へ走(はし)つて出ようとすると...
與謝野寛 「蓬生」
...「――義軍なんぞ小功を思わん...
吉川英治 「三国志」
...まにあわん」「どうしてですか」「はや...
吉川英治 「私本太平記」
...茶わん屋に奉公中にも手習いだけは人並にしているので...
吉川英治 「新書太閤記」
...さだめしお驚きも候わんが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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