例文・使い方一覧でみる「われを忘れて」の意味


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...ふ!」彼は燃えさかる憎念にわれを忘れていた...   ふ!」彼は燃えさかる憎念にわれを忘れていたの読み方
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」

...だめなことです!」とミウーソフはわれを忘れて叫んだ...   だめなことです!」とミウーソフはわれを忘れて叫んだの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...われを忘れていたのですが...   われを忘れていたのですがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...全くわれを忘れて...   全くわれを忘れての読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」

...」青年はほんたうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかゝへられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめてゐました...   」青年はほんたうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかゝへられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめてゐましたの読み方
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」

...額から汗を流して遊び戯むれる「大きな子供」のカールをイエニーはわれを忘れて見とれた...   額から汗を流して遊び戯むれる「大きな子供」のカールをイエニーはわれを忘れて見とれたの読み方
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」

...われを忘れていました...   われを忘れていましたの読み方
三好十郎 「歩くこと」

...以前、大岡市十郎といって、何も知らない女をだまし、揚句の果てに、子を産ませて、その女房子も捨てッ放しに、自分の立身出世ばかり心がけて来た、嘘つきの野良(のら)息子とはちがうんですか」余りにも、聞きかねて、もずもずしていた縄取の山本左右太が、われを忘れて、「こ、これッ...   以前、大岡市十郎といって、何も知らない女をだまし、揚句の果てに、子を産ませて、その女房子も捨てッ放しに、自分の立身出世ばかり心がけて来た、嘘つきの野良息子とはちがうんですか」余りにも、聞きかねて、もずもずしていた縄取の山本左右太が、われを忘れて、「こ、これッの読み方
吉川英治 「大岡越前」

...――もう息もつけぬ」われを忘れて...   ――もう息もつけぬ」われを忘れての読み方
吉川英治 「三国志」

...こなたの廊の端へ来た草心尼は、びッくりして、いちどは下部(しもべ)のいる下屋(しもや)へと走りかけたが、そんな処置の間にあわないのを見ると、われを忘れて...   こなたの廊の端へ来た草心尼は、びッくりして、いちどは下部のいる下屋へと走りかけたが、そんな処置の間にあわないのを見ると、われを忘れての読み方
吉川英治 「私本太平記」

...われを忘れて草の中から立っていた...   われを忘れて草の中から立っていたの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...見るやいな、木戸の将士は、「殿だッ、殿だッ」「御無事だったぞうッ――」伝えあい伝え合い、われを忘れて、躍りあがった...   見るやいな、木戸の将士は、「殿だッ、殿だッ」「御無事だったぞうッ――」伝えあい伝え合い、われを忘れて、躍りあがったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...われを忘れて踊り出す領民も見えた...   われを忘れて踊り出す領民も見えたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...――しかるに、その両名をも、枕をならべて、死なせながら、池田監物とやらいう他家の人物を、家中に貰いうけたいなどとは怪(け)しからぬ限りである」秀吉は、こう怒っていう間、われを忘れて、自分の膝を打ちたたいた...   ――しかるに、その両名をも、枕をならべて、死なせながら、池田監物とやらいう他家の人物を、家中に貰いうけたいなどとは怪しからぬ限りである」秀吉は、こう怒っていう間、われを忘れて、自分の膝を打ちたたいたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...御葉山(みはやま)の御廟(ごびょう)のほうへ向って、われを忘れて、数珠(ずず)の掌(て)をあわせ、仏の弟子である欣(よろこ)びに声を出して念仏していた...   御葉山の御廟のほうへ向って、われを忘れて、数珠の掌をあわせ、仏の弟子である欣びに声を出して念仏していたの読み方
吉川英治 「親鸞」

...もし……」われを忘れて呼んでしまった...   もし……」われを忘れて呼んでしまったの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...われを忘れて、又四郎は、その中へ身を屈した...   われを忘れて、又四郎は、その中へ身を屈したの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...権――と絶叫した瞬間に老母はわれを忘れていたに違いない...   権――と絶叫した瞬間に老母はわれを忘れていたに違いないの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「われを忘れて」の書き方・書き順

いろんなフォントで「われを忘れて」


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