...われを忘れてこう言いました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...ついわれを忘れて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...」私はわれを忘れて雪を抱きしめた...
太宰治 「断崖の錯覚」
...そうすると観客はすっかりわれを忘れてわあっと沸き返る...
谷譲次 「踊る地平線」
...この卑劣漢!」彼はわれを忘れて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...……私はあんな連中と一緒になって……おまけにわれを忘れて……すっかり外道に踏みこんで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ほとんどわれを忘れて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...少なくとも、自分の目で見ないためなので……わたしは今すぐ、この場で、自分がこんなことをしたのは、われを忘れて、なにげなく、あわててへまな真似をしたのだと書いて、嘘をつきたいくらいに思うのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...われを忘れていたのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...全くわれを忘れて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...そして彼はわれを忘れてこの家に眺め入った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...われを忘れてながめてゐました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...われを忘れて身を前へにじり寄せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...われを忘れてそこに影を重ね合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな裏覗きばかりしないで、もっと、人間と此世(このよ)の、いい所、美しい所も、少しは、見たらどうだろう」小次郎は、時には、ひとの放談に、われを忘れて、おもしろがりもしたが、また、折には、腹が立って、なにか、反抗して見たくもなった...
吉川英治 「平の将門」
...源九郎義経にござりまする! ……」「覚えている」頼朝は、云うと、われを忘れて、手をあげた...
吉川英治 「源頼朝」
...又八もわれを忘れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お通もわれを忘れていう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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