...食物をわけてやつたりする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...わけても今夜のように雲が低くのしかかったむし暑い闇夜には...
大阪圭吉 「白妖」
...わけて大観は上機嫌で立続(たてつゞ)けに盃(さかづき)を傾けてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...わけても自分の生き方の止み難さを私に認めさせようとする意圖が露骨になり出して來た時...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...わけても妹娘のあやめと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ場/\を塞(ふさ)げ」「おツ」ガラツ八は下つ引と手をわけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わけても奉公人の荷物などを調べましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店暖簾をかきわけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...群衆をかきわけて...
火野葦平 「花と龍」
...わけても彼らの妻女は...
本庄陸男 「石狩川」
...二つにわけて六尺棒の両端に括(くく)り付(つ)けました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...藍染の湯帷子の袖と袖との間をわけて...
森鴎外 「杯」
...わけても和紙には日本の姿が見える...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...これへ臨む前に、陽(べんよう)にも、陽平(ようへい)にも、石城方面へも、軍をわけて、自身はその中軍だけを率いてきたからである...
吉川英治 「三国志」
...越路(こしじ)の山や大雪をわけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしの父、日光屋安左衛門なども、常陸から長直公に従(つ)いて、この赤穂へ入部した一人じゃでな、上水の工事にもたずさわり、わけても、塩田の開拓には、君民一致で、寝食を忘れて、働いたものじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わけても、伝右衛門などは、三つのうちの最後の死罪などの処分は、あり得ない事としていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わけて、平安期の末期には、年表にも「天皇、皇后、競馬を覧(み)給ふ」の項が随所に多い...
吉川英治 「天皇と競馬」
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