...わきまえているのである...
海野十三 「金属人間」
...治明博士と隆夫だけがわきまえていることで...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...大義名分をわきまえているやつなら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分の義務をわきまえていることと信じたのが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これほど礼節をもわきまえている女がどうして姦通(かんつう)の罪を犯したのであろうと...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...人間の畏(おそ)るべきをわきまえている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その辺の消息をよくわきまえているかと思われる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...自分はしなければならぬことはよくわきまえている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...海上の便宜をわきまえている水先頭や帆係までが...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...みんなにお世辞を使ったりすることをわきまえている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ド・エスコバアルのほうがよりよくものをわきまえているので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...モンテーニュはこういう人心の機微をわきまえている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...徳とは何かを若しわきまえているとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然の方が我々よりその仕事をわきまえている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さすがに詩に対する礼儀をわきまえていると見えて自分の身をひくのであるが...
山之口貘 「つまり詩は亡びる」
...仲達ももとより孔明の大器はよくわきまえている...
吉川英治 「三国志」
...正成もわきまえている...
吉川英治 「私本太平記」
...卒伍の端といえど深くわきまえている...
吉川英治 「新書太閤記」
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