...ぼくはうす暗(ぐら)くなった店の中をわがもの顔(がお)で歩きまわって...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...わがもの顔にあばれ始める...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かき」
...そこへ丸つこい虻(あぶ)がきてわがもの顔に飛びまはつては花のなかへもぐつてゆく...
中勘助 「銀の匙」
...それに私みたいな弱虫はひとりもゐないのでわがもの顔にわいわい騒いでゐる...
中勘助 「銀の匙」
...天下の公道をわがもの顔に横領して...
永井荷風 「日和下駄」
...わがもの顔にふりまいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...鹿島洋を横断する不敵な怪物!荒海を征服してわがもの顔に行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...この領土をわがもの顔の気位は更に変りないところを以て見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...わがもの顔にはびこっているアメリカの花どもは...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...わがもの顔にへばりついていたって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...わがもの顔にすんでいた和田呂宋兵衛は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わがもの顔に乗りまわしている大鷲(おおわし)だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わがもの顔に住んでおる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...町をわがもの顔に吠えまわるお犬様の扱いに当惑した...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わがもの顔に横行している連中である...
吉川英治 「平の将門」
...郷土の山野をわがもの顔にしただけではあき足らないで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この世をばわがもの顔に振舞うから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵野の昼をわがもの顔して歩いて行くのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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