...なんというわがままな子だろう(葉子は貞世が味覚を回復していて...
有島武郎 「或る女」
...また病気によってはあるいはわがままとなり...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...我儘(わがまま)を云(い)っては他(ほか)の患者等(かんじゃら)の邪魔(じゃま)をするので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...わがまま勝手の検束をやらかしてさ...
太宰治 「故郷」
...わがままな駄々つ子のやうに言はれて来た私の...
太宰治 「富嶽百景」
...資本の吾儘(わがまま)が通るであろう乎...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その上に立ってる首領は、ごく純潔で、ごく冷静で、わがままで、多少子供らしい人物だったが、宗教的で道徳的で芸術的であるその教義の完全無欠さを力説し、選まれたる少数の人民らに、音楽の福音書を抽象的な言葉で説明し、驕慢(きょうまん)と異端とを平然としてののしっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この時はあまりお嬢様の我儘(わがまま)が過ぎると思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この我儘(わがまま)な御主人(?)の引きつれた客人に粗相があってはならないという気持で...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう我儘(わがまま)を言わないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この我儘娘(わがままむすめ)の我儘を...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただのわがままな人とばかり解釈していては...
夏目漱石 「行人」
...満更(まんざら)好意も人情も無いわがまま一方の男でもない...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...他人がそんな我儘(わがまま)をすると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あんまり主人に我儘(わがまま)を云ったり...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...それはわがままだと思います」えっと志保は面をあげた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...「失礼だが、そなたは、仁介殿の娘御か」「はい、わがまま者で、稲(いね)と申します」「主(あるじ)が不在でも、もうこの時刻、ここからは戻れぬから、言葉に甘えて厄介になるといたそう」「ええ、どうぞもうお気兼ねなく...
吉川英治 「八寒道中」
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