...さうは我儘(わがまま)を云はれない...
芥川龍之介 「秋」
...」現在は、私もまだ、こんな工合いで、私の家の人たちも、あれは、わがままで、嘘つきで、だらしがないから、もっともっと苦労させてあげよう...
太宰治 「花燭」
...こんなにわがままだし...
太宰治 「斜陽」
...双方から我儘(わがまま)が出たり...
田中貢太郎 「妖影」
...日蓮はその血を受けた無類の我儘(わがまま)息子です」田山白雲はようやく不服の色で...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の反対の活力消耗と名づけておいた道楽根性(こんじょう)の方もまた自由わがままのできる限りを尽して...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...私は我儘(わがまま)になり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...少しわがままだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わがままだなあ」メアリは泣き叫びたい気持ちを抑えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...プライベートの生活は大変なわがままでまわりの人はずいぶん手古摺(てこず)らされたものです...
三浦環 「お蝶夫人」
...女に同情が薄くて我儘(わがまま)をするのも道理なのだと思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなおいしい食品をきらうのは一種のわがままだとわたしを叱った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっと我儘(わがまま)にしたらいいだろう...
山本周五郎 「竹柏記」
...礼儀もわきまえぬわがままな山家者(やまがもの)の子でござります...
吉川英治 「新書太閤記」
...わがままをいって飛びだしたり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...子のわがままもずいぶん親をてこずらすが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...天然放縦のわがままを与えて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そうしてそれがその人たちのツマラないわがままから出ている場合でも...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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