...さうは我儘(わがまま)を云はれない...
芥川龍之介 「秋」
...なんというわがままな子だろう(葉子は貞世が味覚を回復していて...
有島武郎 「或る女」
...それは全く我儘(わがまま)というものだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...わたしの我儘(わがまま)には相違ないでしょうが...
伊藤左千夫 「春の潮」
...大体君はわがまま過ぎるぞ...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...わがままなその日が送れるので...
徳田秋声 「縮図」
...なかなかのわがままな女で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...我儘(わがまま)の利己のためではないか...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...一方は我儘(わがまま)勝手の振舞(ふるまい)あれば一方は卑屈に縮むようでは政治の上にデモクラシーを主張してもこれ単に主張に終りて実益が甚だ少なかろう...
新渡戸稲造 「平民道」
...そんな我儘(わがまま)勝手を云う……モウ勘弁がならない」ト云ッて些し考えていたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...私はとてもわがままですね」「わがままですって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...いろいろ我儘(わがまま)を申して相すみませなんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...わがままをおさえました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...わがままな子供が物ねだりをするように...
三好十郎 「肌の匂い」
...これに引きかえ人間の自由はとかく我儘(わがまま)で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「江戸育ちでわがままときているからかないません...
山本周五郎 「竹柏記」
...わがままなお願いに出るでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...わがままも、ここまで来ると、意地である...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??