...そういうあなたが御料簡(ごりょうけん)なら...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...おとよの料簡(りょうけん)に任してもえいでしょう」こういうと父は...
伊藤左千夫 「春の潮」
...猟犬(りょうけん)のように...
海野十三 「金属人間」
...宅(うち)の人の料簡(りょうけん)を訊いて見て下さいよ...
徳田秋声 「新世帯」
...よしそれならばこっちにも了簡(りょうけん)があると...
中里介山 「大菩薩峠」
...どういうつもりだか料簡(りょうけん)がわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...または外側でのみ云う了見(りょうけん)か...
夏目漱石 「虞美人草」
...それより早く糸子(いとこ)さんでも貰(もら)ってしまったら好いでしょうに」「全体貰う気があるのかね」「兄さんの料簡(りょうけん)はとても分りませんわ...
夏目漱石 「虞美人草」
...貰う料簡(りょうけん)で貰わないと主張するのが謎の女である...
夏目漱石 「虞美人草」
...どう云う了簡(りょうけん)だろう...
夏目漱石 「坑夫」
...今日も浅草へ行ったらどうかなるだろうという料簡(りょうけん)が暗(あん)に働らいて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...受け合った事を裏へ廻って反古(ほご)にするようなさもしい了見(りょうけん)はもってるもんか...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...返事をするのが馬鹿気(ばかげ)ていて何とも云う了見(りょうけん)にならない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...けれども別にどうする了簡(りょうけん)も出さなかった...
夏目漱石 「道草」
...彼はとにかく夫人の鑑定なり料簡(りょうけん)なりをおとなしく結末まで聴くのが上分別(じょうふんべつ)だと考えた...
夏目漱石 「明暗」
...猟犬(りょうけん)よりたしかですよ」下女はまた面白そうに笑ったが...
夏目漱石 「明暗」
...どう云う了見(りょうけん)だね」と自分で飾りつけた物を眺(なが)めながら...
夏目漱石 「門」
...悪い料簡(りょうけん)を起すな」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
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