...晴乎(ぱつちり)とした眼に柔かな光を湛へて...
石川啄木 「二筋の血」
...此町中(まちなか)へ水を湛ふる樣な事は無いのである...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...通常(つうじよう)熱湯(ねつとう)を湛(たゝ)へてゐるが...
今村明恒 「火山の話」
...なみなみと湛(たた)えられた...
海野十三 「人間灰」
...顔中に微笑を湛えながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...なみなみとシャンパンを湛えたまま置いてあった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その間に深い沈黙が湛えている...
豊島与志雄 「蠱惑」
...さうかと思ふと失敗を悟つた学生が試験場を飛び出して来たかのやうに頭髪を掻きりながら――或ひは蟹の呟きを思はせる低い自嘲の溜息を衝きながら――木兎の眼に微かな涙を湛えながら――...
牧野信一 「籔のほとり」
...章安と湛然(たんねん)の『大般涅槃経疏(だいはつねはんぎょうそ)』二には...
南方熊楠 「十二支考」
...宝多山六湛寺を尋ぬ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...哲学科を優等で卒業した金井湛氏は自由新聞に筆を取られる云々(しかじか)と書いてある...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...いたる所に人を湛えて群れている...
横光利一 「欧洲紀行」
...宗湛どのは自身台所へ出られて...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんと宗湛(そうたん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「宗湛、何を笑う」すると宗湛は傍人を顧みて、「ごらんなさい...
吉川英治 「新書太閤記」
...来る頃だ」なにか緊迫してくるものを各(めいめい)が顔に湛(たた)え出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その眼は新に狡猾な色を湛え唇は偽善の皺に刻まれて一層醜く歪んでいたではないか! ドリアン・グレイは絶望のあまり曾てベエシル・ハルワアドを刺した同じ短剣でその絵姿を刺し貫いた...
渡辺温 「絵姿」
...岩の間から迸り出た水は直ぐ其処に湛えて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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