例文・使い方一覧でみる「湛」の意味


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...春三郎は口許に微笑をへて照ちやんを見上げるばかりであつた...   春三郎は口許に微笑を湛へて照ちやんを見上げるばかりであつたの読み方
高濱虚子 「續俳諧師」

...しかも満面に懐かしそうな微笑を(たた)えて...   しかも満面に懐かしそうな微笑を湛えての読み方
橘外男 「ナリン殿下への回想」

...窓からさし込んで天井の高い白壁にえられてる...   窓からさし込んで天井の高い白壁に湛えられてるの読み方
豊島与志雄 「或る男の手記」

...茫っとした薄ら明りが玄関に一杯えています...   茫っとした薄ら明りが玄関に一杯湛えていますの読み方
豊島与志雄 「影」

...何処から射(さ)すともない明るみが一杯にえていた...   何処から射すともない明るみが一杯に湛えていたの読み方
豊島与志雄 「生あらば」

...深く水をえた或る巌蔭で...   深く水を湛えた或る巌蔭での読み方
中島敦 「環礁」

...薄暗い空気を(たた)えるごとくに思われた...   薄暗い空気を湛えるごとくに思われたの読み方
夏目漱石 「満韓ところどころ」

...然は陸奧の北端まで行つて居る...   湛然は陸奧の北端まで行つて居るの読み方
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」

...底抜けの静謐をへてゐる青空を視たとき...   底抜けの静謐を湛へてゐる青空を視たときの読み方
原民喜 「火の踵」

...大柄で体に或る権威をえながら...   大柄で体に或る権威を湛えながらの読み方
「朝の風」

...うちへた湖から白鳥の飛翔したやうな...   うち湛へた湖から白鳥の飛翔したやうなの読み方
芝不器男 「不器男句集」

...異様なかがやきを眼に(たた)えたまま...   異様なかがやきを眼に湛えたままの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...御主人はもうお目ざめですか」四郎次郎の家族たちはみな家の外へ出て、本能寺のほうに立ち昇る黒煙を眺めていたので、まずこう問うと、「おや、宗さまですか...   御主人はもうお目ざめですか」四郎次郎の家族たちはみな家の外へ出て、本能寺のほうに立ち昇る黒煙を眺めていたので、まずこう問うと、「おや、宗湛さまですかの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...「上人(しょうにん)もお年を老(と)られた――この禅房の建物も」空は...   「上人もお年を老られた――この禅房の建物も」湛空はの読み方
吉川英治 「親鸞」

...すると空が、「オオよい折に」と、早速、「善信御房、あなたならば、はっきりしたお考えをお持ちにちがいないからうかがうが――」と、質問し出すのである...   すると湛空が、「オオよい折に」と、早速、「善信御房、あなたならば、はっきりしたお考えをお持ちにちがいないからうかがうが――」と、質問し出すのであるの読み方
吉川英治 「親鸞」

...江の浦の岸邊でも底の見えぬ青みをへて居る...   江の浦の岸邊でも底の見えぬ青みを湛へて居るの読み方
若山牧水 「樹木とその葉」

...ある者はその心に無限なるものの光を(たた)えた...   ある者はその心に無限なるものの光を湛えたの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

...能面が一般に一味の気味悪さを(たた)えているのはかかる否定性にもとづくのである...   能面が一般に一味の気味悪さを湛えているのはかかる否定性にもとづくのであるの読み方
和辻哲郎 「能面の様式」

「湛」の読みかた

「湛」の書き方・書き順

いろんなフォントで「湛」

「湛」の英語の意味

「湛なんとか」といえば?  


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