...鼻孔から空気を吸い込む...
...くしゃみで鼻孔から花粉が飛び出す...
...鼻孔が詰まっているので息が苦しい...
...泳ぐと、鼻孔から水が入る...
...鼻孔に指を入れないでください...
...鼻孔からクリーム状のどろどろしたものが流れて...
梅崎春生 「狂い凧」
...綿栓をこしらえ唾(つば)でしめして鼻孔に挿した...
海野十三 「空襲警報」
...あたしの鼻孔(びこう)を塞(ふさ)いだ...
海野十三 「俘囚」
...直接赤い鼻孔の内部が見えているし...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...天神峠の朱華表を顧みれば、鼻孔、はや天に朝す...
大町桂月 「冬の榛名山」
...文鳥のような鳥は鼻孔がむしろ嘴の根元の隆起部に大きく露出していてまるで違った景観を呈(てい)している...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...パトロクロスの鼻孔より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(ハムレットの場面?)鼻孔(びこう)にも詰込んだ...
中島敦 「光と風と夢」
...強く強調されたのは身体の門すなわち、眼、耳、鼻孔、口、性器、肛門、の9つの開口部を清潔にすることであった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...水銀製造に使われるとともに梅毒の燻煙治療(辰砂をつめた紙ロールを片方の鼻孔に入れて火をつけ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...彼の鼻孔(びこう)からは最後の息がもれて出た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...強く鼻孔を刺戟した...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...ところが、おつ魂消たことには、不意に木の切株が喘ぎながら、むくむくとむくれあがつて来ると、耳があらはれ、真赤な眼がかつと見開かれ、鼻孔がふくらみ、鼻柱に皺がよつて、今にもくしやみをしさうになつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...癇癪(かんしやく)もちらしい開いた鼻孔(びこう)...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それから次には當然鼻すぢの通つた鼻孔(びこう)の張つたはつきりした鼻が來る...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...悪臭がニュートン・ムーアの鼻孔にツーン...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...一すじの暖かい息吹きが彼の鼻孔へたちのぼつてきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...彼は長羅の馬の拡った鼻孔を指差して彼にいった...
横光利一 「日輪」
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