...鼻孔から空気を吸い込む...
...くしゃみで鼻孔から花粉が飛び出す...
...鼻孔が詰まっているので息が苦しい...
...泳ぐと、鼻孔から水が入る...
...鼻孔に指を入れないでください...
...彼の鼻孔には麻酔薬の高い匂いが香(にお)った...
海野十三 「蠅男」
...張りし口より鼻孔より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...パトロクロスの鼻孔より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鼻孔も口も群牛の汚物によりて充たされぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...脣(くちびる)のすみの血は鼻孔から出てるものであることを検(しら)べ上げた後...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...強く強調されたのは身体の門すなわち、眼、耳、鼻孔、口、性器、肛門、の9つの開口部を清潔にすることであった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...水銀製造に使われるとともに梅毒の燻煙治療(辰砂をつめた紙ロールを片方の鼻孔に入れて火をつけ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...つい近所にございます」顎十郎は鼻孔(はな)をほじりながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ところが、おつ魂消たことには、不意に木の切株が喘ぎながら、むくむくとむくれあがつて来ると、耳があらはれ、真赤な眼がかつと見開かれ、鼻孔がふくらみ、鼻柱に皺がよつて、今にもくしやみをしさうになつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その鼻孔(びこう)...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかしそのような形のものにしては珍しい鼻孔の幅を持っている鼻...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...そこで彼はこの雑草のなかを鼻孔をひろげながら出たらめに歩き廻ってみた...
堀辰雄 「恢復期」
...直ぐに転んだ! 口にも鼻孔にも砂がさん/″\にとび込んだ...
牧野信一 「海棠の家」
...」「どうだい岡村? 海へ行つて鼻孔(はな)から塩水を飲んだつて始まらないぢやないか...
牧野信一 「眠い一日」
...彼は中背で肩幅がひろく、がんじょうで脚が短かく、はちきれそうな紅い顔と、ごく薄い明色のまつげに蔽われた水色の眼と、大きな鼻孔と、濡れた唇とを持っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...もっともその鱗や眼や鼻孔等が...
南方熊楠 「十二支考」
...この犬鼻ひると二つの鼻孔より白糸二筋出る...
南方熊楠 「十二支考」
...彼は長羅の馬の拡った鼻孔を指差して彼にいった...
横光利一 「日輪」
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