...鼻孔から空気を吸い込む...
...くしゃみで鼻孔から花粉が飛び出す...
...鼻孔が詰まっているので息が苦しい...
...泳ぐと、鼻孔から水が入る...
...鼻孔に指を入れないでください...
...我々の歌い手は、歌詞に霊感を感じると、鼻孔を大きくし、眼を輝かし、頭を振るが、こんなことも丸でない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...左手では鼻孔を被ひ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...鼻孔内の血管が破裂して内部に出血しておるから...
井上円了 「おばけの正体」
...しかし鼻孔の中にもぎっしり詰っているので...
梅崎春生 「狂い凧」
...こんな角度から女の鼻孔(びこう)を見るのは...
梅崎春生 「幻化」
...直接赤い鼻孔の内部が見えているし...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あなたはあの人を愛しているの? ほんとうに愛しているの? けれども、相手の女は、まるで一匹のたくましい雌馬のように、鼻孔をひろげて、荒い息を吐き吐き、せっせと歩いて、それに追いすがる女学生を振払うように、ただ急ぎに急ぐのである...
太宰治 「女の決闘」
...鼻孔は情熱を息づき...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...両方の鼻孔の上のところがごく微かに撮まれたようになっていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...善ニョムさんの鼻孔をくすぐった...
徳永直 「麦の芽」
...鼻孔の方へ頬の上を上っている大きな鬚(ひげ)とでできていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...強い芳香が鼻孔をえぐったとき...
火野葦平 「花と龍」
...ところが、おつ魂消たことには、不意に木の切株が喘ぎながら、むくむくとむくれあがつて来ると、耳があらはれ、真赤な眼がかつと見開かれ、鼻孔がふくらみ、鼻柱に皺がよつて、今にもくしやみをしさうになつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それから次には當然鼻すぢの通つた鼻孔(びこう)の張つたはつきりした鼻が來る...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
......
堀辰雄 「X氏の手帳」
...その植物のにおいに鼻孔(びこう)を擽(くすぐ)られながら...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...一つの鼻孔しかあいてゐない...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...嘴の先に附いている「天の気」――それは何かしら分子の様なもの――を自分の鼻孔へ吸い込むのである...
松永延造 「職工と微笑」
便利!手書き漢字入力検索