...――そんな理窟(りくつ)はありはしないよ...
芥川龍之介 「彼」
...これは けっして へりくつでは ありません...
五十公野清一 「一休さん」
...3.お互ひにしつかりくつゝいてゐませう...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...こじつけの理窟(りくつ)みたいだけど...
太宰治 「斜陽」
...ガンジー翁にオーケストラの指揮が出来るという理窟(りくつ)になる...
太宰治 「女類」
...いろんな理窟(りくつ)をつけて...
太宰治 「新ハムレット」
...破れた太鼓の皮を服用すればたちどころにその病気を克服できるという理窟(りくつ)らしい...
太宰治 「惜別」
...今にきっと巧(うま)くなります」成るほど老嬢の云うところにも理窟(りくつ)はあります...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...けれども母に対してはそんなむずかしい理窟(りくつ)を云う気にはなれなかった...
夏目漱石 「行人」
...理窟(りくつ)からいうほど主観的分子は欠けていない場合が多いので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...やはり同じ理窟(りくつ)になります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...物の理窟(りくつ)のよく分かる所に聚(あつ)まると早合点(はやがてん)して...
夏目漱石 「野分」
...世の中に自分ほど理窟(りくつ)に通じたものはない...
夏目漱石 「野分」
...一と理窟(りくつ)ある男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新聞には血膿がべつとりくつついてゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...愛(あい)ちやんの方(はう)でも別段(べつだん)巧(うま)い理屈(りくつ)も出(で)ず...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...何もあの小僧が居なけあ船が出ねえって理窟(りくつ)もあるめえし……お前(めえ)んとこの船長(おやじ)がいくら変者(かわりもの)だってそんな無鉄砲な酔狂をして乗組員(のりくみ)を腐らせるような馬鹿(ばか)でもあんめえ...
夢野久作 「難船小僧」
...泥棒(どろぼう)なんかになりゃしない」勝手(かって)なりくつをかんがえて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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