...理窟(りくつ)と法則とにかなったときだけである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...女王はバルタザアルの陰にぴたりくつついて小さくなつてゐる...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...六ヶ(むずか)しい理窟(りくつ)から割(わ)り出(だ)して...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...おまへは自分ひとりの夢をむさぼりくつてゐる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...3.お互ひにしつかりくつゝいてゐませう...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...どっかと坐ったまま仏頂づらしてぶつぶつ屁理窟(へりくつ)ならべている男の姿は...
太宰治 「緒方氏を殺した者」
...理窟(りくつ)や...
太宰治 「正義と微笑」
...「あんたはたいそうむずかしい理窟(りくつ)いいなさる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...その言い分にも理窟(りくつ)がないわけでもなく...
徳田秋声 「縮図」
...さればといってこの二派が先天的に哲理上こう違うから微塵(みじん)も一致するものでないという理窟(りくつ)も書いてなし...
夏目漱石 「創作家の態度」
...理窟(りくつ)の解らない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...好悪(こうお)は理窟(りくつ)にはならんのだから...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...吾輩も一廉(ひとかど)の水彩画家になり得る理窟(りくつ)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...理窟(りくつ)は理窟だ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...何事も理窟(りくつ)っぽく...
森鴎外 「雁」
...Parallaxe(パララックセ)のような理窟(りくつ)だな...
森鴎外 「雁」
...肩と肩とがあんまりくつつきすぎて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...……しかし、おまえはまだ歳(とし)も歳じゃ、このりくつは、ちっとむずかしかろう」「はい、わたしにはよくわかりませぬ」「よしよし、おまえの目は、もともと生まれつきの眼病(がんびょう)ではない...
吉川英治 「神州天馬侠」
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