...光緒己丑三月英倫役満東帰由法国之馬賽口登舟遇日本井上甫水兄亦自欧洲東帰者倚篷筆談不倦頗慰客懐甫水兄於書無敢不読既通泰西文字又通朱陸之学洵東方之博雅也将別矣率成一律以贈其帰時五月十八日舟過安南海書此...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...三詩人杜甫が、ある秋の日友人阮から韮三十束を贈られたことがあつた...
薄田泣菫 「春菜」
...カンボジャ(柬甫塞)というのはインドの地方の名である...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...金学甫が髪を刈りて終ろうとしている...
林不忘 「安重根」
...今は故人たる吉野甫が...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...大鷲神社(おおとりじんじゃ)の傍(そば)の田甫の白鷺が...
永井荷風 「里の今昔」
...田甫の道から少しはひつて服部躬治氏を訪問した...
長塚節 「記憶のまゝ」
...菜の花が田甫に近く續いて強い南風にゆさぶれて居る...
長塚節 「菜の花」
...ここから上州白根へ抜ける路に発甫(ほつぽ)といふ小温泉のあることが温泉案内に書かれてある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二一隊は真夜中の田甫道を...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...杜甫(とほ)が自己の経歴を詳(つまびらか)に詩に作りたると相(あい)似たり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...芭蕉が極めておぼろに杜甫(とほ)の詩想を認めしとは異なりしなるべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...蕪村の規模は杜甫の如く大ならざりしも...
正岡子規 「俳人蕪村」
...その茶山集に見えてゐる大蔵謙甫(けんほ)と同人なることは明である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...討伐大将軍の任を負って下っていた董卓(とうたく)・皇甫嵩(こうほすう)の両軍が...
吉川英治 「三国志」
...その関平や王甫(おうほ)などの諸将が...
吉川英治 「三国志」
...樊城を一揉みに踏みつぶさずにはおかん」王甫(おうほ)は膝を進めて...
吉川英治 「三国志」
...関羽はついに涙をのんで王甫に別れた...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索