...その孫の光甫(こうほ)や甥(おい)の子光琳(こうりん)および乾山(けんざん)の立派な作もほとんど光を失うのである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そして朝飯がすむと孔生は少年の皇甫公子(こうし)に書物を教えたが...
田中貢太郎 「嬌娜」
...日当りのよい縁先に水仙福寿草の蕾(つぼみ)のふくらむのを見ればおのずと杜甫が天時人事日相親...
永井荷風 「写況雑記」
...賊を避けて彭衙(ほうが)の道を走る杜甫は...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...浜の小砂利の数ほど打てどそもじ見たさに竹で目を衝いたびんびん棉打て畑の茨にとろとろ日が照る山越唄おらも十六七八は同じ問屋の駅路になんぼ恥かしのう殿ご花のやうだと褒られた殿の姿は駅路のそんじさごろも花だわいちらりちらりもめづらしき笠に霙(みぞれ)が降つて来た山は時雨(しぐれ)だのう殿ご萱(かや)の枯穂が動くわい今朝(けさ)も田甫(たんぼ)の田の中に鴨が三疋鳴いてゐた...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...流石に杜甫はえらいと思ふ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...此方は一直線に田甫道を寄切つて丘を伝うて進むのだから時間の相違は殆ど同じ程度だらう――などと思つて彼はステツキを振りながら彼方此方に月見草が咲いてゐる夕暮時に近い田甫道を小川のへりに沿うて急いで行つた...
牧野信一 「黄昏の堤」
...二漸くの思ひで長い田甫道を突き詰めて...
牧野信一 「黄昏の堤」
...もう先の田甫道に達してゐる若者へ精一杯の声をかけた...
牧野信一 「夜見の巻」
...かつて神田伯龍は「吉原百人斬」の吉原田甫(たんぼ)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ただ杜甫の経歴の変化多く波瀾(はらん)多きに反して...
正岡子規 「曙覧の歌」
...しかしこの千葉秀甫は...
三浦環 「お蝶夫人」
...杜甫などは違ったものじゃ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...松本は甫(はじ)めて七歳なりき...
森鴎外 「大塩平八郎」
...皇甫嵩のふたりの官職を剥いで...
吉川英治 「三国志」
...王甫は思わず涙をながして...
吉川英治 「三国志」
...関羽はついに涙をのんで王甫に別れた...
吉川英治 「三国志」
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