例文・使い方一覧でみる「よせ」の意味
スポンサーリンク...その處世（しよせい）の術にも「脱字」があるに違ひない... 
石川啄木 「歌のいろ／＼」
...おとよのつらさはいよいよせまる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...馬鹿！」「よせません！――お前のことだもの...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...無線電信でよびよせたものでした...
海野十三 「電気鳩」
...そして、わざとこんなさびしい墓地の中へ、おびきよせて、いよいよたたかいをいどもうとするのかもしれません...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...是挙世（きよせい）の知る処なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...校長先生はちょっと眉（まゆ）をよせ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「しらばつくれて」おつぎは斜（なゝめ）に脊負（せお）つた書藉（しよせき）の上（うへ）から與吉（よきち）をぱたと叩（たゝ）いた...
長塚節 「土」
...彼女を胸もとへ引きよせて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「もうあばれるのはよせ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...ちっとも気どらないので尊敬をよせました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...」「よせ、よせ、にせものだからにせがねのメタルをやるんだ...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...市井の文具店の蔵から迎えよせ私の周囲には...
宮本百合子 「五月の空」
...或る夜は二人は同時に門の廂（ひさし）に身をよせていた...
室生犀星 「姫たちばな」
...「よせ」声は怒っていた...
山川方夫 「その一年」
...十左が、「よせ、無用だ」と制した...
山本周五郎 「花も刀も」
...次第に押しよせて来る外界の波を避けようとすることが...
横光利一 「旅愁」
...すると、貂蝉は、董卓の耳へ、顔をすりよせて、「すこし静かに、おやすみ遊ばしては……」とささやいて、衾（ふすま）をおおい、自分の胸をも、上からかぶせるようにした...
吉川英治 「三国志」
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