例文・使い方一覧でみる「よこ」の意味

...眼（め）にもとまらぬ迅（はや）さで横（よこ）に飛（と）んで行（ゆ）かれる……あの凄（すご）い眼（め）の色（いろ）……... 眼にもとまらぬ迅さで横に飛んで行かれる……あの凄い眼の色……の読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...四人よこしてくれた... 四人よこしてくれたの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...その名刺をよこしたのはね... その名刺をよこしたのはねの読み方
ヘンリック・イブセン　Henrik Ibsen 島村抱月譯「人形の家」

...警官の横面（よこつら）をなぐりつけた音であった... 警官の横面をなぐりつけた音であったの読み方
海野十三「金属人間」

...西田哲学の展開と前進とはいよいよこの哲学の優越性を高めねばならないわけである...
戸坂潤「現代哲学講話」

...日当り悪（あ）しき横町（よこちょう）の借家（しゃくや）に制作せられぬ... 日当り悪しき横町の借家に制作せられぬの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...夜涼（やりょう）の茶屋々々賑（にぎわ）う並木の大通（おおどおり）を横断（よこぎ）って... 夜涼の茶屋々々賑う並木の大通を横断っての読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...帯（おび）を締（しめ）た儘（まゝ）横（よこ）になつたおつぎは容易（ようい）に開（あ）かない目（め）をこすつて井戸端（ゐどばた）へ行（ゆ）く... 帯を締た儘横になつたおつぎは容易に開かない目をこすつて井戸端へ行くの読み方
長塚節「土」

...これが彼の倫理観の根柢（こんてい）に横（よこた）わっているだけであった... これが彼の倫理観の根柢に横わっているだけであったの読み方
夏目漱石「明暗」

...山腹（さんぷく）に當（あた）つて二三尺（にさんじやく）ぐらゐの穴（あな）が竝（なら）んで設（まう）けられてゐるいはゆる横穴（よこあな）といふもの... 山腹に當つて二三尺ぐらゐの穴が竝んで設けられてゐるいはゆる横穴といふものの読み方
濱田青陵「博物館」

...海へ行く道と山へ行く道の分岐点（ビフュウル）になる乾物屋の横丁（よこちょう）で... 海へ行く道と山へ行く道の分岐点になる乾物屋の横丁での読み方
久生十蘭「ノンシャラン道中記」

...この田舎の叔父様のところに寄（よこ）されてしまつた... この田舎の叔父様のところに寄されてしまつたの読み方
牧野信一「鵞鳥の家」

...... の読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...一行も自分の文句を加えずそのくどくどした手紙を書いてよこした気持をも...
「小祝の一家」

...鋳工所がきまり次第また知らせてよこす」そこで用談が切れた... 鋳工所がきまり次第また知らせてよこす」そこで用談が切れたの読み方
山本周五郎「新潮記」

...半幅の繻子の帯をちよこなんと結んで... 半幅の繻子の帯をちよこなんと結んでの読み方
與謝野晶子「女が来て」

...誰にせよこういう場合は... 誰にせよこういう場合はの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...山木兼隆へ一書をよこした... 山木兼隆へ一書をよこしたの読み方
吉川英治「源頼朝」

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