例文・使い方一覧でみる「よく」の意味
スポンサーリンク...家に飼つてある支那金魚を思ひ出す小さくて灰色で少し紅が交つてゐるのがよく似てゐる... 
千家元麿 「自分は見た」
...ところどころ崩れた築土にも快よく映るのであるのに...
田山花袋 「道綱の母」
...彼にはよく了解出来なかった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
......
中原中也 「玩具の賦」
...お菊をよく知つて居る者の仕業（しわざ）だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく解つてくれるよ」平次は兩方へさう言ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...画家の言うことがよくわからないというようにわざと装いながら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そのように根気よく自分のなすことに干渉し...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...さういふ粗野な現實に辛抱づよく耐へてゐる君の姿が手紙のうちにもだんだんしつかりして來るやうに見えるので...
堀辰雄 「夏の手紙」
...いわば元禄趣味はよくわかって居るが天明趣味の句はまだわからない処がある...
正岡子規 「病牀苦語」
...チャラピタはさう大きくはないけれど運よくもう三疋（びき）もとつてゐるので...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...そうつよく感じるのでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最初新しい内はよくよく気を付けて強い火の処へ置かないようにして段々に使い込まないと琺瑯の剥げる虞（うれい）があります...
村井弦斎 「食道楽」
...またこの葉をよく揉（も）んで糸のさきに結わえ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...私はよく意味がつかめなかった...
山川方夫 「恐怖の正体」
...顔が写るほどよく拭きこんであり...
山本周五郎 「風流太平記」
...よく寝ているところを揺り起こされたり途中は夢うつつで...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...帆は切り裂かれても、船は運よく、由良（ゆら）の岬（みさき）にも乗りあげずに、鯉突（こいつき）の鼻をかわして、狂浪に翻弄（ほんろう）されながら外海へつきだされていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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