...ぼんやり手を束(つか)ねたまま...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...気前のすぐれたやり手な女で...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...俺より外にやり手がないんだから...
海野十三 「空中漂流一週間」
...名ざしであがったのではないこのフリの客に、やり手婆あは、あいかたさんはどういう子がいいかと聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...「この土地では、そんな遊びは無理ですねえ」私娼窟(ししょうくつ)ならできるかもしれないがと、やり手は言った...
高見順 「いやな感じ」
...やり手は砂馬に聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...やり手婆あが部屋の外から声をかけた...
高見順 「いやな感じ」
...「畳屋にひかされたのかい」その問いに、やり手婆あは、さあどうでしょうと言葉を濁した...
高見順 「いやな感じ」
...なかなかのやり手なんだそうです...
太宰治 「虚構の春」
...やり手らしい五十先の肥つた丈の低い女が出て来て...
田山録弥 「一室」
...かつては彼も非常なやり手で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...滅せぬもののあるべきか世間並みのやり手は...
中里介山 「大菩薩峠」
...まめで結構じゃの」旦那は自分を非常にやり手な事業家であると...
中村地平 「南方郵信」
...やり手らしい気魄(きはく)があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男まさりのやり手らしく見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女を最高に高く売りつけるために声を荒げてしまうやり手婆にあるような無邪気さを持っていたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おそらく連中の中でもやり手がベルリンに行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...フィリックス・ザリ宛てに多少無理やり手紙を書かされたこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
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