...気前のすぐれたやり手な女で...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...俺より外にやり手がないんだから...
海野十三 「空中漂流一週間」
...名ざしであがったのではないこのフリの客に、やり手婆あは、あいかたさんはどういう子がいいかと聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...「困りましたねえ」やり手も胸に手をやって...
高見順 「いやな感じ」
...やり手は寝不足のしょぼしょぼ眼を...
高見順 「いやな感じ」
...やり手は砂馬に聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...やり手婆あが部屋の外から声をかけた...
高見順 「いやな感じ」
...この期にはなかなかやり手がたくさんいる...
夏目漱石 「僕の昔」
...町内で誰知らぬ者もないやり手でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男まさりのやり手らしく見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなた以上に賢明なやり手は望めないし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...おそらく連中の中でもやり手がベルリンに行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「シャレは派手なやり手の悪党です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...フィリックス・ザリ宛てに多少無理やり手紙を書かされたこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...小母さん(やり手)が従いて看視していた風景は...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...やり手上りの侘住居(わびずまい)だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ぼんやり手燭にぼやけて烟(けむ)ってみえた...
室生犀星 「蛾」
...近づいてみると垣も門も暴風の時に傾いたまま誰も起してやり手がない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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