...やり手婆あが俺たちを「引き付け」に導いた...
高見順 「いやな感じ」
...名ざしであがったのではないこのフリの客に、やり手婆あは、あいかたさんはどういう子がいいかと聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...「困りましたねえ」やり手も胸に手をやって...
高見順 「いやな感じ」
...やり手は砂馬に聞いた...
高見順 「いやな感じ」
...つまり一種のやり手やのんですねんなあ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ホープは仲間うちでも一番のやり手だったが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...あの通りのやり手であるのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...たれも穴を掘ってやり手がねえんでございます――といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この期にはなかなかやり手がたくさんいる...
夏目漱石 「僕の昔」
...芸術家肌の、何方(どっち)かといえば陰気で内面的な由紀子に比べて、事務家肌の寿美子は、やり手で、明るくて、派手で、陽気で、生まれ乍ら二人は性が合わないように出来ていたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...町内で誰知らぬ者もないやり手でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お千勢母娘のやり手らしい樣子を比べて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下女のお新は相当のやり手で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女のやり手によくある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なか/\のやり手と言はれて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おそらく連中の中でもやり手がベルリンに行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ぼんやり手燭にぼやけて烟(けむ)ってみえた...
室生犀星 「蛾」
...どれもなかなかのやり手であったが...
柳田国男 「故郷七十年」
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