...日本(やまと)利あらずして退く...
芥川龍之介 「金将軍」
...少(ちつ)と失礼の云分だが倭(やまと)文庫の挿絵の槃特(はんどく)に何処か肖(に)てゐた...
内田魯庵 「犬物語」
...我が朝の貫之(つらゆき)もその古今集の序に於て「やまと歌は人の心を種(たね)として万(よろず)の言(こと)の葉(は)とぞなれりける」と説き...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...白髮(しらが)の大倭根子(おほやまとねこ)の命一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それでいよいよ大和(やまと)の橿原宮(かしはらのみや)で...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...はるばると大和(やまと)まで運ばせて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...伝説と云えば日本武尊(やまとだけのみこと)の東夷征伐と同種類に属すべきもので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...「御前は大和(やまと)かい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大和(やまと)めぐりの貧乏旅行を思い出します」江守銀二の奇抜で馬鹿馬鹿しい話は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...八月から四年四月までのあいだに大和(やまと)・生野(いくの)・筑波(つくば)の挙兵...
服部之総 「尊攘戦略史」
...此間やまと新聞かで品川芸者の評判記が出てゐたが...
平出修 「二黒の巳」
...小野蘭山(おのらんざん)の『大和本草批正(やまとほんぞうひせい)』(未刊本)には万年松(玉柏ノ一名ナリ) 玉柏ハ日光ノ万年グサ一名ビロウドスギト云石松ノ草立ナリ此ニ説ク形状ハ高野ノ万年グサ物理小識ノ千年松ナリ諸山幽谷ニ生ズ高野ヘ至モノ必ラズ釆(トリ)帰ル山下ニテモ此草ヲウル其状苔ノ如シ高一寸許葉スギゴケノ如シ数年過タルモ水中ニヒタセバ新ナル如シと述べてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「御息所の四十九日の仏事のことなども大和守(やまとのかみ)一人の手でやっております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大和(やまと)への旅に上る必要があったとすれば...
柳田国男 「海上の道」
...頭の古い私を月並な日本魂(やまとだましい)と...
夢野久作 「暗黒公使」
...もちろん大和(やまと)も相当に震(ゆ)れた...
吉川英治 「剣の四君子」
...東は大和川(やまとがわ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...真の日本武士(やまともののふ)があらわれたが――今は――今の武門は――また武士道は?)これでいいのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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