例文・使い方一覧でみる「やっこ」の意味


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...お職人が念のために、分け目を熟(じっ)と瞻(み)ると、奴(やっこ)、いや、少年の助手が、肩から足の上まで刷毛(はけ)を掛ける...   お職人が念のために、分け目を熟と瞻ると、奴、いや、少年の助手が、肩から足の上まで刷毛を掛けるの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...「いまに解きます繻子(しゅす)の帯……」奴(やっこ)は聞き覚えの節になり...   「いまに解きます繻子の帯……」奴は聞き覚えの節になりの読み方
泉鏡花 「海異記」

...」奴(やっこ)は急にぬいと立ち...   」奴は急にぬいと立ちの読み方
泉鏡花 「海異記」

...奴凧(やっこだこ)が一つひっからまっていて...   奴凧が一つひっからまっていての読み方
太宰治 「人間失格」

...すると奴(やっこ)さんむらむらとして来た...   すると奴さんむらむらとして来たの読み方
田中貢太郎 「雨夜草紙」

...揃いの水色の衣装に粗製の奴(やっこ)かつらを冠った伴奴(ともやっこ)の連中が車座にあぐらをかいてしきりに折詰をあさっている...   揃いの水色の衣装に粗製の奴かつらを冠った伴奴の連中が車座にあぐらをかいてしきりに折詰をあさっているの読み方
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」

...「奴(やっこ)さん何か興奮しているんでしょう...   「奴さん何か興奮しているんでしょうの読み方
徳田秋声 「仮装人物」

...生豆腐をやっこにして食べる...   生豆腐をやっこにして食べるの読み方
豊島与志雄 「交遊断片」

...「やっこらしょ」と枠板をまたいで...   「やっこらしょ」と枠板をまたいでの読み方
中谷宇吉郎 「温泉2」

...柳橋で芸妓(げいしゃ)の奴(やっこ)を殺したのを手始めに...   柳橋で芸妓の奴を殺したのを手始めにの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...そのかわり、なにを聞いても、返事をしないから」「豚が放火(ひつけ)をするわけはないんだから、失火の直接の原因をつくった、といったら、おわかりになるはずですが」「わからないね」「簡単に申しましょう……調理場の北側の壁と地下室の壁は、胴差が通ったところで一枚につづいていますが、その壁は、冷煖房を装置するかげんで、木骨混凝土(もっこつコンクリート)の二枚の間に、鋸屑(おがくず)や畳の古床を詰めて絶縁体にしてあるんです……ところで、豚のやっこさん、あんなところへおしこめられて、食うものがなくなり、苦しまぎれに、精いっぱいに伸びあがって、動力線の被覆を噛ったもんだから、親子もろとも、あっという間に黒焦げになってしまった...   そのかわり、なにを聞いても、返事をしないから」「豚が放火をするわけはないんだから、失火の直接の原因をつくった、といったら、おわかりになるはずですが」「わからないね」「簡単に申しましょう……調理場の北側の壁と地下室の壁は、胴差が通ったところで一枚につづいていますが、その壁は、冷煖房を装置するかげんで、木骨混凝土の二枚の間に、鋸屑や畳の古床を詰めて絶縁体にしてあるんです……ところで、豚のやっこさん、あんなところへおしこめられて、食うものがなくなり、苦しまぎれに、精いっぱいに伸びあがって、動力線の被覆を噛ったもんだから、親子もろとも、あっという間に黒焦げになってしまったの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...日曜日の朝にでもやっこさんとこへ出かけたほうがよさそうだ...   日曜日の朝にでもやっこさんとこへ出かけたほうがよさそうだの読み方
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」

...そのややっこしいったらない...   そのややっこしいったらないの読み方
堀辰雄 「鳥料理」

...虹をはく様なその色、そのかがやき、そのさきのほそさ、ひやっこさ、等がそれに似寄った心をもって居るお龍の気に入って居た...   虹をはく様なその色、そのかがやき、そのさきのほそさ、ひやっこさ、等がそれに似寄った心をもって居るお龍の気に入って居たの読み方
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」

...やっこさんは、かならず、ことばどおりにラプランドまででも、あなたがたを追いかけていくでしょう...   やっこさんは、かならず、ことばどおりにラプランドまででも、あなたがたを追いかけていくでしょうの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」

...供待ち部屋にいる“奴(やっこ)さん”と...   供待ち部屋にいる“奴さん”との読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...やっこ凧、武者凧、とんび凧、お多福凧、字凧、二枚半、三枚半の大凧など、ああいう春景色も、過去になった、歴史の永遠な空のあれも一コマである...   やっこ凧、武者凧、とんび凧、お多福凧、字凧、二枚半、三枚半の大凧など、ああいう春景色も、過去になった、歴史の永遠な空のあれも一コマであるの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...後に聖武(しょうむ)天皇が自ら三宝(さんぼう)の奴(やっこ)と宣言せられたような...   後に聖武天皇が自ら三宝の奴と宣言せられたようなの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「やっこ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「やっこ」

「やっこ」の英語の意味


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