...その非凡な膂力(りょりょく)を尽すべき...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...人一倍優れた膂力(りょりょく)を持っていたし...
大阪圭吉 「坑鬼」
...しかし私とてもこの付近にあの膂力(りょりょく)すぐれた類人猿が潜んでいると知っては...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...膂力だけではない恐るべき力に漲っている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...またその個人的な膂力の強さも知ってはいたが...
中島敦 「弟子」
...膂力(りょりょく)に秀でた女だったのである...
中島敦 「南島譚」
...膂力(りょりょく)は自然の賜物(たまもの)だ...
夏目漱石 「行人」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...膂力(りよりよく)ある男子ありて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...あの男のことを考えると膂力(りょりょく)が全身にみなぎって来た...
本庄陸男 「石狩川」
...そう認める膂力(りょりょく)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...膂力が非凡に傑れてゐたためにやうやく...
正宗白鳥 「奇怪な客」
...彼女みずから膂力(ちから)があれば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...猿は臂長く膂力(りょりょく)に富み樹枝を揺(ゆす)って強く弾(はじ)かせ飛び廻る...
南方熊楠 「十二支考」
...その身金剛にして膂力(りょりょく)人に絶す...
南方熊楠 「十二支考」
...とにかく腕力と膂力(りょりょく)とだけは十分な記録があり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...じりじりと引く双腕の膂力(りょりょく)はまんりきのように強靱(きょうじん)であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...すぐれた膂力(りょりょく)をもっていて...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索