...はなはだやっかいな宇宙服ですから」と...
海野十三 「怪星ガン」
...厄介(やっかい)なことをいってきました...
海野十三 「火薬船」
...もうこんなところに御厄介(ごやっかい)になっとることあらへんしい...
海野十三 「蠅男」
...厄介(やっかい)なところへ瘤が出来たものである...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...随分厄介(やっかい)を掛けている筈(はず)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して銀座(ぎんざ)尾張町(おわりちょう)の竹葉(ちくよう)の隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...その上に刈り取った葉がかぶさったりするとなおさら厄介(やっかい)であった...
寺田寅彦 「芝刈り」
...始終実姉(あね)の家の厄介(やっかい)になっていることは...
徳田秋声 「足迹」
...ちと材料が欲しいので」「材料? 何になさる」厄介(やっかい)な爺さんだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「毎度津田が御厄介(ごやっかい)になりまして」と云った...
夏目漱石 「明暗」
...何ごとについても明白なる意思を発表するものは神経質かあるいは小心なる厄介者(やっかいもの)である...
新渡戸稲造 「自警録」
...この厄介(やっかい)至極(しごく)な不均衡は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「もっとやっかいだと思ってました」大公の目がギロリと動き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...やっかいなことになってきた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...今夜こちらで御厄介(ごやっかい)になりましたのを機会にまじめに御相談のしたいことがございます」と源氏が言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「道もわからなくなりましたからここでごやっかいになりましょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...えらい厄介(やっかい)になりましたな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ峰には雪があるから四明(しめい)へ逃げのびるにはやっかい...
吉川英治 「親鸞」
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